お腹は一杯ですが、食後の散歩を兼ねて寧夏路夜市をブラブラと散策します。
相変わらず降ったりやんだりの冴えない天気ですが、屋台を冷かしながら歩くのは台湾旅行の醍醐味で、楽しいもの。
今日は朝早くから雨の中あちこち歩きまわって疲れたので、早めにホテルに戻ります。
ホテルの向かいのセブンイレブンで晩酌用のつまみを確保。
そういえばこちらはセブンイレブンをはじめファミリーマートなど私たちには馴染みのコンビニが多く、売られている商品も日本からの輸入品や、日本のコンビニ総菜に似たものがあって、親近感を感じます。
冬場だからなのか「おでん」も売られています。
内容は日本のものとはやや異なりますが、なんだかホッとします。
ハードリカーを買おうと酒類の棚を物色。
さすがに日本の焼酎はありませんでしたが、高粱から作った白酒がありました。台湾の俳優らしき人の強烈なポーズがラベルに印刷されたインパクトのあるボトルに、思わず「ジャケ買い」してしまいました。
つまみは「茶玉子」を一個。
当地ではコンビニのホットフードの定番品です。
日本で言えば「唐揚げ」や「肉まん」的なポジショニングでしょうか。
いわゆるお茶で茹でたゆで卵ですが、茹でて取り出して売るのではなく、暑いお茶に浸った状態のものを各自が袋に入れてレジでお会計するスタイル。
いうなれば「おでん」的な売り方です。
煮込むうちに玉子の殻にヒビが入り、そこからお茶が浸透して味が付くのです。
私が時々行く立石の「蘭州」では「烏龍茶玉子」として売られていますが、実に美味な記憶があります。
かなりの人気定番商品なのか、店員さんが新しい茶玉子を仕込んでいましたが、深い電気鍋に生卵を大量に投入し、パックからフランチャイズ用にレトルトパックになったお茶のエキスのようなソースを入れて、そこに水を注いでいました。
私は別鍋の、しっかり味がしみていそうなヒビの入った玉子を選んで、高粱酒と一緒に地下鉄のイージーカードでお会計。
部屋に戻ってゆっくりお風呂に浸かった後、台湾呷酒を飲みながら、茹で玉子をモグモグ。
その後、癖のある強い香りと味の高粱酒へチェンジして、じっくりと仕上げます。
明日も雨ですが、朝は食堂に出かけて豆漿を食べようと思います。