九份老街の目抜き通りに当たる基山街は絶えず観光客でにぎわっています。
ノスタルジックな街並みが映画『千と千尋の神隠し』の世界観に似ていることや、台湾映画『悲情城市』の舞台となったことで、近年は多くの観光客が訪れる台湾屈指の名所となりました。
かつて金鉱の採掘で栄えた九份は起伏の多い山間部に位置しており、その起伏に沿って作られた階段や狭い路地などが多数存在します。
歴史を感じさせる古い家屋が立ち並び、まるでタイムスリップしたかのようなノスタルジックな気分を味わうことができます。
1890年に金脈が掘り当てられ、瞬く間に三、四千世帯の巨大都市へと変貌しましたが、ゴールドラッシュ熱が冷めるにつれ、廃れていきました。
1890年に金脈が掘り当てられ、瞬く間に三、四千世帯の巨大都市へと変貌しましたが、ゴールドラッシュ熱が冷めるにつれ、廃れていきました。
しかし、そうした映画の影響で、忘れかけられていた小さな村が再度注目を浴びるようになったのです。
古びた町並み、建物、廃坑と燦燦と輝いていたゴールドラッシュの時代が再現され、昔の街並みを活かしたテーマパークのような活気です。
この通り沿いには、九份名物の「芋円、蕃薯円」(タロ芋やさつまいもで作った団子)が味わえます。
そんな中から妻が勧める、こだわりの草餅のお店として有名な「阿蘭草仔粿」(アーランツァオツァイクー)に立ち寄ります。
私は緑豆草仔粿を一つテイクアウトして、食べながら歩きます。
この通り沿いには、九份名物の「芋円、蕃薯円」(タロ芋やさつまいもで作った団子)が味わえます。
そんな中から妻が勧める、こだわりの草餅のお店として有名な「阿蘭草仔粿」(アーランツァオツァイクー)に立ち寄ります。
春の七草のひとつであるゴギョウを練り込んだモチモチの「草仔粿」と、もち米とタロイモを使った素朴な味わいの団子「芋粿」の老舗。
私は緑豆草仔粿を一つテイクアウトして、食べながら歩きます。
旅行ならではの楽しみです。
あいにくの強い雨で、遠くに望む基隆沖の美しい海は、はっきりとは見えませんが、いつか晴れた日に再訪したいと思いました。
最後に豎崎路の階段を下りながら、この街最大の人気スポット、『千と千尋の神隠し』のモデルとも言われる「阿妹茶樓」(アーメイチャーロウ)をバックに妻と記念写真。
ちょうど夕方で日が暮れ始めていたので、美しくライトアップされて幻想的な風景をカメラに収めることができました。