野柳地質公園の奇岩巡りを終え、再びバスに乗り込んで、十分(シーフェン)に向かいます。
ランタン飛ばしで古い街並み(老街)に向かう前に十分瀑布(じゅうふんばくふ)に立ち寄ります。
吊り橋を渡り、振り返ると大きな滝がありますが、これではありません。
平渓線の線路脇を進み、十分瀑布公園を抜けた先に現れるのが、その台湾最大の滝。
ナイアガラの滝とは比べ物にはなりませんが、折からの雨で増水していることもあって、なかなかなの大迫力です。
十分瀑布からすぐ近くの十分老街までバスで移動します。
台湾北部、新北市平渓区に位置する十分(シーフェン)は、静かな山間の小さな町で、日本人には懐かしさを感じる街並みです。
十分は長閑なローカル線、平渓線沿線にあり、十分駅はこの沿線上では規模が大きく賑わいを見せている駅です。
台湾では有名な「ランタン上げ」も、元は十分の住人が始めたとの説があり、「ランタンの故郷」とも呼ばれています。
阿媽的天灯という店でランタン上げの体験。
あいにくの雨でしたので、私たちはチャレンジしませんでしたが、ツアーの参加者の多くの皆さんは楽しんでいました。
ランチ代わりの軽食はガイドさんがあらかじめ予約して、まとめて買ってくれたもち米を手羽元に詰めて焼いたチキンスティックです。
韓国の旅行者のSNSがきっかけで火が付いたという十分名物の屋台料理。
売り切れることも多いそうで、ガイドさんのおかげで労せずして食べられました。
一時間に一本しか来ない平渓線の線路で、願い事を書いたランタンを大空に向かって飛ばすのは、見ているだけでも楽しいもの。
もし、晴れた日にまた来ることができれば、私もランタンに願い事を書いて飛ばしてみたいと思いました。
十分駅を覗いてから集合場所に帰ろうとすると、運よく、その一時間に一本の列車が入ってきました。
この後は台北近郊エリアで人気ナンバーワンの観光スポット、九份に向かいます。