20年の付き合いになる地元で人気の家系ラーメンの行列店「千葉家」。
今日はこちら方面に所用があり、ならばランチはここで、と妻と三男と訪れました。
ダイエットを始めてからはご無沙汰だったので、かれこれ半年ぶり。
駐車場が無くて車を止めるのに不便をしていたお店ですが、いつの間にか駐車場が出来ていました。
14時過ぎにも関わらず、満席で二組待ちです。
相変わらず元気よく立ち振る舞うご夫婦ですが、入口の私たちを見つけて「いらっしゃいませ!」と大きな声で出迎えてくれます。
オーダーはいつもの並。麺固め油少なめですが、抜群の記憶力を誇る奥さんはそれを覚えています。
トッピングでほうれん草と味付玉子を頼みます。
先に、トッピングのほうれん草と味付玉子が出されます。
三男は半ライスを注文。
オーダーは順番に通されていきますが、お客さんの着席と作る段取りでタイミングが変わってきます。
家系の特徴である極太の酒井製麺は、茹で上がるまでに少し時間がかかります。
目の前の寸胴鍋には豚骨がいくつも煮込まれていて、その加減を見ながら、麺も茹でていくご主人の動きには全く無駄がありません。
もう中年の域に達しているのに、シュッとしたスタイルなのは、ハードな仕事の証でしょう。
開店20年以上経つのに、未だにピカピカの厨房からも目に見えない努力が窺えます。
そんな事を考えているうちに、ようやくラーメンが出来上がりました。
奥さんが厨房からアツアツの丼を抱えて、早足で運んできます。
この奥さんも実にスリム。
このフットワークの良さと抜群の記憶力は、衰えることはありません。
大きな海苔に覆われて全貌は隠れていますが、何度も見慣れたビジュアル。
まずはスープをひと口。
家系らしい独特の香りがする豚骨醤油ですが、変な獣臭さはありません。
濃厚な豚骨スープながら、小まめに寸胴鍋の面倒を見ているので、えぐみの元となる余計なアクは綺麗に取られているのでしょう。
極太麺は、慎重に啜ります。
おっちょこちょいの私は、うっかりしてシャツに汁を飛ばしてしまうからです。
トッピングの味付玉子とほうれん草とオンして、本格的に取り掛かります。
ほうれん草や海苔とも一緒に食べれば、また違う風味。濃厚なスープとの絡みも楽しい。
チャーシューは比較的脂の少ない固めのもの。
この方がパンチの効いた家系スープには良さそうです。
中盤に、卓上に置いてある薬味から、ニンニクと生姜、ブラックペッパーを振って味変。
更に味付玉子にも箸入れします。家系にたまごは不要かもしれませんが、好きだから仕方ありません。
そのまま一気に寄り切ります。
本当はライスに残ったスープをぶっかけて、お茶漬けみたいに食べたいところですが、そんな事をしたらリバウンドしてしまいます。
ここに来たら、帰りに近所の肉屋「長生」に寄って、旨い国産牛もつを買って帰って、今晩はもつ鍋にしましょう。