リモートワークが基本なので、「次回の出社ランチは何を食べようか」と数日前からやきもきします。
前回出社した時は、緊急事態宣言で営業を休止していた「本陣坊 本店」を訪ねることにします。
2月15日から営業再開。
通し営業ですが、夜は20時まで。
ここに来ると、ほぼ間違いなく納豆そばを食べるのですが、入り口脇に掲げられていたお昼限定の「大海老つけ天そば」が気になりました。
久しぶりの外食ですから、奮発して三色せいろ(1,600円)を頼むことにします。
密を避けて、開店直後の11時半にチェックイン。
「お好きなお席にどうぞ」
と案内されます。
行列の人気店だったのですが、今は閑散としています。
お盆に薬味とともにセットが運ばれてきました。
おっちょこちょいの私にはありがたい紙エプロン。
熱いお茶を飲みながら待つことしばし。
美味しそうなお蕎麦が出てきました。
揚げたての大きな海老天が二尾入ったつけ汁。
三色せいろのトップバッターはゆず。
茹で立て、締め立ての瑞々しいそばを、早速手繰ります。
キリッと辛く濃口のつゆは、いかにも東京の老舗の蕎麦屋らしいもの。
大海老天は、アツアツ。
衣はサクサクですが、つゆを吸って柔らかくなっていく変化の途中が、また美味しい。
二色目のせいろは、定番の細切り。
少量ですが、手間を惜しまずに順番に出してくれるサービスのクオリティが、老舗の矜持。
「やっぱり蕎麦は東京だな」
と大阪育ちの私がしみじみと思う、のど越しの良いここの蕎麦。
最後の三色目は田舎蕎麦。
強烈な蕎麦の風味をダイレクトに感じます。
のど越しよりも、噛み応えを楽しむ位パンチのある蕎麦です。
せいろひと盛りの量は少ないですが、十分お腹いっぱい。
海老天の衣がそばつゆと混じり合い、実に美味。
最後はお楽しみの蕎麦湯割り。
これを飲まないと、蕎麦を食べた気にならないから不思議です。
ホール係のスタッフも、フットワークよく、明るく元気な蕎麦屋らしい接客です。
奥の厨房からも
「いらっしゃいませ!」
「ありがとうございました!」
と声が聞こえるのは、老舗の気取りのない、庶民的な雰囲気で私は大好きです。
美味しく、気持ち良いアーリーランチを終え、職場に戻ります。
本陣房 本店 (そば(蕎麦) / 新橋駅、汐留駅、内幸町駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.6
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