二軒目の「ブンカ堂」はとても良いお店でした。
本当は魅力的なつまみを頂きたかったのですが、今日の締めである「蘭州」の絶品水餃子のために、胃袋を空けておかなければなりません。
蘭州は、駅前再開発の影響で移転は前から決まっていたのですが、なかなか物件が決まらなかったと聞きます。
ようやく駅の近くに移転オープンとなったのですが、時はまさにコロナ禍始まりの2020年3月。
大変な時期の船出となりました。
私もずっと訪問することが叶わず、今頃訪問とは、自称愛好家として恥ずかしい限り。
カウンターの向こうの厨房も少し広くなりました。
L字カウンター、奥にはテーブルというレイアウトも同じで、旧店に来たようなデジャブ。
変わらぬメニューに、懐かしさを覚えます。
もちろん紹興酒から。
すでに下地は十分過ぎるほど出来上がっています。
水餃子が出来上がるまで、烏龍茶玉子をつまみます。
別名「恐竜の卵」とも言われるユニークな料理ですが、台湾のコンビニなどでよく見かける庶民的なもの。
そこへ水餃子が到着。
うっかりしていて、香菜を載せてもらうのを忘れていました。
お母さんに二度手間をかけてしまい、申し訳ない。
これまた手間ですが、香醋を出してもらいました。
この組み合わせがベストなのです。
もちろん、紹興酒が一杯で足りるわけがありません。
お母さんから
「大丈夫?」
と聞かれますが
「大丈夫ですよ!」
と答えます。
きっと酔っているとわかったのでしょう。
既に相当なアルコール量が私の体内に注入済み。
「やめておいたら?」
と釘を刺された老龍口。
高粱から作られた高アルコール度数の蒸留酒は、いつも私を成田まで連れて行ってくれる導眠剤。
しかし、これを飲まないと、蘭州に来たという気持ちになれないのです。
お土産を豪気に4人前頼みました。
家族が晩ご飯で当てにしているからです。
ご一緒頂いたNさんと別れて、京成線に乗り込みましたが、気が付けば成田。
晩ご飯どころの時間ではありません。
スマホには息子たちからの着歴が。。。
私の手には蘭州のお土産餃子がしっかりと握られていました。
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