車が止められなかったので、妻とお義母さんは別の店で食べるからと車で別れ、私だけが並びます。
駐車に関しては相当厳しいとの事前情報があったからです。
11時になり、お店が開きました。
少しずつ行列が進みます。
私の後ろにも数人並びましたが、ギリギリ全員一回転目で入店できました。
これが土日なら厳しかったかもしれません。
もともと愛知県長久手市にあった店舗が、2022年4月にこちらに移転オープンしたそうで、まだ新しさを感じます。
長いL字のカウンターは11席。
右手には製麺室があります。
この自家製麺が楽しみです。
入口で券売機を購入します。
食べてみたかった「豚と水のつけ麺」のボタンが見つかりません。
つけ麺のボタンは手書きで「酸辛魚つけそば」と書かれていたので、これは違うと思い、いったん得製豚と水のそばの食券を購入します。
その食券を店主に渡しながら、「これのつけ麺が食べたいのですが」と初心者丸出しの質問を恐る恐るしてみます。
SNSの事前情報や、先客とのやり取りを見て、ちょっと気難しい人かな、と思ったのです。
私のつたない説明に「今のつけ麺は、昔のつけ麺とは違うんですよ。昔のつけ麺が食べたいんですか?」と畳みかけられます。
少し押し問答が続いて、ようやく意思が通じたようです。
150円を現金で支払い、食べたかった「昔のつけ麺」をようやくオーダーできましたが、緊張の余り無料の大盛を頼み忘れてしまいました。
開店直後なので順番に注文を聞いていき、順番に作る上に、太麺ですから時間がかかります。
私が食券を買ってから、つけ麺が出てくるまで20分以上かかりました。
エッジの立った中太麺は綺麗に盛り付けられ、その上には厚切りチャーシューが4枚、味玉、茹でキャベツが乗っています。
キャベツは珍しい具材。
スープはドロリ系。
まずはつけ汁をひと口。
ドロリとしていますが、見た目ほどくどくはありません。
豚と水だけで作ったスープだからでしょう。
チャーシューもこの店の特徴。
吊るし焼豚なので、香ばしく薫香が効いたジューシーなチャーシューです。
味玉は最初から割れていたのはちょっと残念。
続いて麺。
まずはそのままで味わってみます。
中太ストレートの麺は、小麦の風味をしっかりと感じます。
エッジも立って、喉越しも良好。
吊るし焼豚なので、香ばしく薫香が効いたジューシーなチャーシューです。
そのチャーシューやキャベツと一緒に食べ進みます。
キャベツは、この濃厚なスープの口当たりを和らげる効果があるようです。
それでキャベツを使っているのでしょう。
中は固め寄りの半熟でした。
スープの中には具材が隠れていました。
底の方から刻んだチャーシューや、玉ねぎなどが出現。
初めての店は色んな意味でサプライズがあり、それもまた楽しい。
大盛にするのを忘れてしまいましたが、普通盛でも十分な量でした。
店主も厳しい人かと思って、おっかなびっくりだったのですが、そうでもなく、帰るときには「どうもありがとうございました」と見送ってくれました。
交通が不便な上に、近くにコインパーキングも無いところなので、駐車場だけがネックです。




















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