地下鉄で恵美須町へ。
通天閣に登って新世界で串かつを、と考えてきましたが明日からえべっさんと言われる戎祭。
大阪人には大事な商売繁盛の神様のお祭り。
特にここ今宮戎は人気のスポット。
ちょっと覗いてみることにしました。
テキ屋さんたちが大掛かりな設営中。
実は私は今宮戎神社は初めて。
思いの外小さくて意外。
これは大変な混雑になるはずだ。
みなさんそれを叩くので、商売繁盛のご利益があるのでしょうか。
明日9日が宵戎、10日が本戎、11日がのこり福。
恵美須橋駅へ戻って新世界へと向かいます。
パリのエッフェル塔と放射状の通りを大胆にも模したと言われる通天閣と新世界。
通天閣本通にはシャンゼリゼも顔負けの浪速ファッションが。
あっという間に到着。
坂田三吉縁の地と言われる新世界。
大阪が生んだ稀代の棋士は、この通天閣を見上げては闘志をかき立てた、と言われています。
1時間も並びました。
いつも空いているのに、こんなに並んだのは初めてです。
はるか彼方に見えるのは生駒山系。
その向こうは奈良県です。
解体中の建物も見えたりして。
通天閣といえばビリケン。
足の裏を触って願い事を。
通天閣をおりて新世界へ。
新世界らしさの残る場所はすっかり少なくなりました。
魅惑の大衆演劇!
私が学生時代の新世界の面影はありません。
「絶対行ってはいけない」と親から言われた日雇い労務者と遊郭帰りの男たちで賑わった一大娯楽街は、今や家族連れや若者で賑わう健全な町になってしまいました。
スマートボール。
極道ファッション。
シティーディスカウンター、浪速の風雲児。
リクルートスーツを売っていましたが、誰がここで買うのか。。。
ジャンジャン横丁へ向かう途中には立ち飲み屋が並びます。
ジャンジャン町の入口。
もともとは新世界と飛田遊郭を結ぶ通りとして賑わい、射的屋や飲み屋が三味線や太鼓を鳴らして客寄せをしたことからこの呼名がついたと言われています。
将棋場が並ぶのも坂田三吉縁の地ならでは。
さて、新世界探索もひと通り終わり、遅いお昼。
もちろん串かつ。
ジャンジャン横丁の八重勝、新世界に三店舗あるだるまはいずれも長蛇の列。
「串かつを並んで食べるなんて」と私は戸惑い気味。
しかも小さな子供を連れた家族連れや、若いカップルが行列に並んでいるのをみると、まるでディズニーランドか、と思ってしまいます。
私もすっかり年を取りました。
通天閣近くの串かつの老舗が軒を連ねる通りで、老舗のやっこの列に並びました。
やっこもかなりの行列。
テーブルに着いたのは並び始めて一時間。
今日はよく並ぶ。
そしてすごく寒かった。
目の前のネタケースを見ながら注文を。
真ん中が串かつ。つまりビフカツのこと。
左がすなずり(砂肝)、右がとんかつ。
大阪は牛が基本なのです。
まずはビール。
あえて瓶で。
一見おっかなそうだが、腰の低い大将。
左からタマネギ、串かつ、イカ。
串かつの中。
イカの中。
左からキス、かき、エビ。
かきはジューシー。
かきよりも高かったエビ。
二度付けお断りのソースを継ぎ足し。
ウインナーは渦巻状に衣をつけていました。
左からとり、すなずり、ウインナー。
左からうずら、しいたけ、れんこん、なす。
締めにとんかつ。
いや~食ったなぁ。
お腹一杯。
ほろ酔い気分で時計を見れば15時半。
ちょっと道頓堀あたりに行ってみよう。
やっこ (串揚げ / 南霞町駅、動物園前駅、新今宮駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5