ヤセの断崖を後に、国道249号線を北上します。
険しい断崖絶壁ではなく、岩場ながらも平坦な風景となります。
途中に輪島市黒島地区伝統的建造物群保存地区があります。
日本海航路による海運業の発展の中で北前船の船主および船員(船頭や水主)の居住地として栄え、江戸後期から明治中期にかけて全盛を極めた集落です。
2007年度から二ヶ年にわたる伝統的建造物群保存対策調査により、独特の平面形式や外観を見せる町家等が伝統的建造物群を構成し、周辺の自然環境を一体となって歴史的風致を今日によく伝えていることが明らかにされました。
2007(平成19)年3月に発生した能登半島地震により大きな被害を受けつつも、「伝統的建造物群及び地割がよく旧態を残している」として、2009(平成21)年重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
その先、国道249号線は内陸部に入ります。
そろそろランチタイムですが、ご飯が食べられそうな店は全くありません。
そのまま、次の目的地総持寺祖院の門前に着いてしまいました。
門前に茶房福助という店がありました。
店の入り口に、食事が出来る案内がありました。
他に選択肢もありませんし、暖簾をくぐります。
落ち着いた民芸調の店。
テーブル席には地元と思われるご年配のお客さんが焼きそばを食べています。
どうやらみんなご近所なのか、顔見知りの様子。
私は門前そばにしました。
普通のそばとの違いは、山芋入りだという説明。
出てきた門前そばは、がっかりするほど私には少ない量。
小鉢はどちらもキノコで、おろし和えと煮物です。
これは旨かった。
素朴な味わいのそば。
赤巻が入っていました。
昨夜の金沢おでんを思い出しました。
私の胃袋では、この量はあっという間。
つゆも田舎風の濃いめですが、暑くて疲れているので、飲み干して塩分補給。
私より少し若いと思われる女性が女主人のようで、ホール係はその母親でしょうか。
やけに元気なおばあさんでした。
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総持寺祖院には大学時代にも立ち寄ったはずですが、記憶はあいまいです。
1321(元亨元)年に開かれた曹洞宗の古刹。
末寺16,000を数える大本山でしたが、明治31年の火災により境内が焼失し、本山が横浜に移され祖院となりました。
祖院とは言え荘厳な趣で当時の繁栄ぶりが偲ばれます。
見学には問題ありませんが、あちらこちらで能登半島地震で損壊した建物の修復作業が現在も行われていました。
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茶房福助 (そば・うどん・麺類(その他) / 輪島市その他)
昼総合点★★★☆☆ 3.1
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