2015年10月5日月曜日

7泊8日北陸ツーリング⑤【2日目】 「天空の城 大野城」と「越前の小京都」を訪ねて大野市へ

朝は6時に起床。
早めの行動開始です。
宿泊しているホテルルートイン 福井駅前の大浴場で朝風呂に浸かってさっぱりした後、1階のレストランでバイキング。

公式HPから


朝食は無料サービス。
なかなかの品揃え。


つい取り過ぎてしまいますが、朝ご飯をしっかり食べるのはいいことです。


身支度を整えて、出発です。





福井から国道158号線を東へ。
今日もいい天気です。
二日目最初の目的地、目指す大野市はあの山の向こう。


峠を二つ越え、大野市に近づいて来ました。



観光協会の駐車場にバイクを止めて、地図を貰います。


それを見ながらブラブラとお散歩。


地図のオススメコースに従い、最初は寺町通りに足を向けました。


今から約400年以上前、織田信長の武将金森長近公が大野へ入封後、京の都に模して碁盤の目の町づくりをはじめました。
町の東端にお寺を集めて「寺町」を つくり、そこから西に向かって、五番・四番・三番・二番・本町通りを配置したのです。
南北に並んだ約20ヶ寺が、市民のこころの拠り所としての長い伝統をはぐくんできました。


町を歩いていたら、私の胸ほども身長がない小柄なおばあさんに話しかけられました。
「ひとり旅かね?」
「ええ、そうです」
「きままでええねえ」
とシワだらけの顔を更にしわくちゃにして笑った顔が印象的で、とても温かい気持ちになりました。



大野城に向かって、石灯籠通りを西に歩きます。


色使いが目を引くレトロな洋風建築。


その洋館の向こう、山の上にお城が見えました。


亀山湯
100年以上続く、大野で最も歴史のある銭湯。


武家屋敷旧田村家
越前大野城外堀(百間堀)西側の三の丸に所在する田村又左衛門家の主屋を解体復元し一般公開しています。


田村又左衛門家屋敷は、県内でも数少ない近世の武家住宅の遺構であり、大野藩上級武家屋敷の様相を留めている貴重な史跡であるため、大野市の文化財に指定されています。


武家屋敷旧内山家
幕末期、大野藩の財政再建に大きな功績を残した家老、内山良休・隆佐兄弟を輩出した内山家の屋敷です。


いよいよ越前大野城へ登城します。
かつては藩庁があった場所は、今は小学校のグラウンドになっています。
昔、藩士たちはここからこの山を登って出勤したわけです。


麓の柳神社の脇から登っていきます。


急な階段をいくつか上って約10分。


城門をくぐると、越前大野城が目の前に現れます。


1576(天正4)年頃、織田信長より大野郡の3分の2を与えられた金森長近により、4年の歳月をかけて築城されました。
大野城は2層3階建の大天守、2層2階の小天守、二の丸、三の丸があり、外堀・内堀をめぐらし城を守っていました。


その石垣は、石を立てず、横に寝かせ、大きい石を奥に押し込んで積む、 野面積みという工法で、貴重な史跡といわれています。
現在の城は、1968(昭和43)年に再建されたもので、城内には歴代城主の遺品が展示されています。


天守に登って大野の城下町を眺めます。





山から下りて来ました。

水の町として知られる大野。
地下水が豊富で、湧水地が街のいたるところにあります。
その一つ、御清水


1985(昭和60)年当時の環境庁名水百選にも選ばれた味わい豊かな水です。
古くはお殿様のご用水として使われていたことから、殿様清水とも呼ばれています。


思いの外、高い気温で汗だくになった私には、まさに名水。
ゴクゴクと飲みました。




小京都大野の名物の一つとなっている七間朝市を覗いてみました。


越前大野城を築城した金森長近の時代から400余年の歴史を誇り、春分の日から大晦日までの毎日、町の中心 を東西に走る七間通りで開かれます。


朝の7時頃になると、地元の農家が丹精込めて育てた新鮮な野菜や果物、花などを売る店が並びます。


地元の人が買い出しに訪れます。
素朴な懐かしさが感じられる朝市が終了するのは11時頃。


美しくのどかな風景に、つい長居してしまいました。
8時半に着いた大野市ですが、もう10時を回っています。
次の目的地にハンドルを向けることにします。



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