あいにくの曇り空で、立山連峰に上る日の出は見ることが出来ませんでした。
今日の朝ご飯はホテルのバイキングではなく、外食。
大浴場で朝風呂に入ってから、ホテルで貰える路面電車無料券で富山駅へ向かいます。
新型車両は広々していて、乗り心地も良好。
まだ6時40分。
すっかり立派になった朝の富山駅はアイドルタイム。
狙いはここ。
立山そば JR富山駅構内店。
富山では知られた人気の駅そば屋。
郊外にはます寿司の源との共同店舗も展開しています。
食券を購入します。
やはり駅そばはかき揚と玉子の組み合わせが王道。
そばの大きな写真が壁面に。
立ち食いではなく、椅子席です。
駅そばの流れるような作業は、見ていて楽しい。
かき揚そば生卵トッピングです。
立山の文字が入ったかまぼこが名物。
なんとも可愛い。
七味を振ると、立山に赤い冠雪。
窓際の席で駅前ロータリーを眺めながら頂きます。
駅そばらしいシンプルな麺。
かき揚と一緒に。
中盤で卵の黄身に箸を入れ、そばに絡めます。
これが、また旨い。
更にかき揚と卵のダブル絡み。
可愛いかまぼこもディップして。
あっさり完食完飲です。
7時を回って駅前も通勤通学の人たちが増えて来ました。
富山市内から約1時間。
南砺市井波の真宗大谷派井波別院瑞泉寺を訪れました。
表から石段を上がると、巨大な山門に出迎えられます。
左右に山廊を持つ禅宗様式をとりいれた三間三戸、二層二階の入母屋造本瓦葺き。
総欅造りで高さは17.4m。
富山県指定文化財です。
木彫の町でもある南砺市井波を象徴する建物です。
波に龍。
京都彫刻師の前川三四郎に依頼作成、瀬戸内海・日本海と船(北前船)で三國まで送られてきて、さらにそこから陸送されてきたと言われています。
広々とした境内に歴史を感じさせるたたずまいの瑞泉寺は、一歩足を踏み入れるとその格調高い風格に包まれます。
本堂。
1762(宝暦12)年の大火後、1886(明治18)年に再建されたものです。
間口46m、奥行43mの単層入母屋造、畳の数450畳、大きさは全国で4番目ともいわれます。
太子堂は、本堂に北面して建てられ桁行24.7m梁間27mで、一見二層の建物に見えますが、一重裳階付入母屋造りで、向拝は唐破風が付けられ三間あり、本瓦葺きの建物です。
鐘楼堂。
鐘楼は桁行5.1m梁間4.6m一重入母屋造りで、昭和7年(1932)に落慶。
大梵鐘は口径4.1尺(120㎝)、目方900貫(3,372㎏)で、北陸寺院の中でも随一の大きさを誇ります。
本堂から振り返れば、今くぐってきた山門が遠くに感じます。
見事な大伽藍です。
見事な彫刻が随所にみられる瑞泉寺の中でも、ひときわ目を引くのが太子堂の彫刻の数々。
見るだけで圧巻の彫り物の細工は繊細で美しく、先人の偉業に驚かされます。
一本の木をくり貫いて作られた木彫が随所に見られ、その技術に感服です。
バイクに戻ると、ご近所の方らしいおじいさんに話しかけられました。
「大阪から来たの?」
「はい。これから白川の方に向かいます」
「富山にも合掌造りが二か所あるから寄って行って」
「ええ、そのつもりです」
「いい天気で良かったね。気を付けて」
優しい言葉をかけられて、心が温かくなりました。
この後は、更に南へ向かい、岐阜県境にある世界遺産の合掌造りの村々を巡ります。
↓ クリックお願いします(^^)/
B級グルメ ブログランキングへ
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿