今日もいい天気になりました。
北陸の空と海は、暗いイメージがありますが、そんなことは全くありません。
今日も前半は昨日に続いて「まれ」のロケ地を訪ねる旅。
最初のスポット、白米千枚田(しろよねせんまいだ)は石川県輪島市白米町にある棚田です。
オープニングの映像でも、その美しさが印象的でした。
日本海に面して、小さな田が重なり海岸まで続く絶景は、日本の棚田百選、国指定文化財名勝に指定され、奥能登を代表する観光スポットとして親しまれています。
水田一面あたりの面積は約20平方メートルと狭小で、約3.8ヘクタールの範囲に1004枚の典型的な棚田風景が展開しています。
千枚田は「日本の原風景」と呼ばれ、2011年6月、日本で初めて世界農業遺産に認定されました。
昔ながらの農法が現在も行われており、日本古来の農法「苗代田」を復活させました。
冬の厳しい日本海の荒波をまともに受ける男性的な荒々しい海岸線が続く曽々木海岸。
そのシンボル的な存在として窓岩があります。
板状の岩の真ん中に直径2mほどの穴が開いている奇岩です。
更にその少し先、曽々木と珠洲市の境目にある垂水の滝は高さ15mの断崖から直接海へ落ちる珍しい滝です。
夏はシャワー代わり、冬は日本海から吹きつける強風のため水が舞い上がり、滝でありながら水が落ちてこないという不思議な現象もみられるそうです。
揚浜式とは、入浜式に対応する呼称で、海水を人力でくみ上げ、砂の塩田に撒いて塩分濃度を上げ、釜で煮詰めて塩をつくる製法です。
希たちが引っ越してきた桶作家の主である桶作元治(がんじ)が営んでいることになっていました。
ドラマでは、桶作家(輪島市大沢集落)のすぐそばに塩田があるという設定ですが、実際は希が住んでいる大沢集落とこの塩田は36キロも離れた別の市で、車で移動しても1時間弱離れています。
藩政期には能登の重要産業として奨励されましたが、明治以降、瀬戸内の大規模な入浜式塩田、さらに化学製法におされて衰退の一途をたどり、昭和33年の臨時塩業措置法により、珠洲と輪島の 3軒を残して姿を消しました。
その後2軒は廃業し、ここ角花家のみが、幾多の困難を乗り越え、技術を伝承してきています。
隣にある道の駅すず塩田村を覗いてみました。
ここでは実際に製塩が行われるだけでなく、製塩体験も可能です。
更に東へ。
海岸沿いを快走します。
ゴジラ岩。
名前はすごいですが、実際はかなり小さい岩です。
椿展望台は、珠洲の大谷と木の浦の間の、椿峠にあります。
ワインディングをひたすら登り続けていくと、峠のてっぺんに「椿展望台」の看板。
駐車場に車をとめ、小道をちょっとだけ歩くと石畳が敷かれた展望台に辿り着きます。スッと視界が開け、眼下に広がるヤブツバキの林と、その向こうに能登・外浦独特の海岸美を堪能することができます。
35キロから45キロ離れた島々も天気が良かったので、眺めることが出来ました。
目指す禄剛崎(ろっこうさき)はもうすぐです。
突然たくさんのかかしが現れました。
珠洲市狼煙(のろし)町横山地区で、地元住民と金沢星稜大生らによるかかし作りと飾り付けが今年7月に行われ、アニメや映画キャラクターなどを模したユニークなかかし60体が、禄剛埼灯台を訪れる観光客が多く通行する県道28号線沿いに立てられたそうです。
つまり、まだ立てられてあまりたっていないということです。
道の駅狼煙にバイクを止めます。
禄剛崎灯台へは、住宅街の細い道を抜けて、急な階段を上ります。
禄剛崎灯台です。
今日は天気が良くて、雲と空のコントラストがとても美しい。
「まれ」のオープニングの空撮映像は、この灯台をこちら側、つまり東側から西に向かって撮影したものです。
どこまでも広がる日本海。
この海の向こうは、もうロシアと北朝鮮です。
大阪を出発して4日目のお昼です。
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