南森町のバーホワイトラベルでマスターや常連さんたちと楽しく懐かしい時間を過ごした後、天満橋駅に向かいます。
そろそろ時刻は0時。2019年は間もなくです。
年越しそばを啜ろうと立ち寄ったのは、東天満交差点角にある、泣く子も黙るにんにくラーメンの元祖 薩摩っ子ラーメン本店。
去年に続き懲りない年越しそばですが、今年はまさにカウントダウンを店内で迎えるタイミング。
広い店内は私だけ。いつもは深夜に賑わう24時間営業の店ですが、さすがに大阪天満宮を間近に控え、0時前に初詣の列に並ばずににんにくラーメンを啜ろうという酔狂な客は私だけ。
ラーメンはもちろんにんにく入りをオーダーします。
程なく出てきた豚骨ラーメン。
具は、チャーシュー、もやし、ねぎ、といたってシンプル。
一見普通に見えますが、このスープの底には刻んだ生にんにくがガッツリ沈殿しています。
最初はそのままスープを一口。
続いて麺を啜ります。
チープでジャンクな味が背徳感を高めます。
麺を丼の底からしっかりと攪拌し、沈殿しているにんにくを浮上、均質化させます。
一気に湧き出たにんにく臭が鼻を刺激します。
更に胡椒を振って味変。
そのまま寄り切ります。
時計を見れば、まさに0時。
世の中の大多数の人は、紅白を見終わり、日本蕎麦を啜りながら
「あけましておめでとう!」
とか言っているのでしょう。
いい年をした所帯持ちの私が、今ここでやっていることは、世間の常識からは相当ズレています。
それでも「やっぱり旨かったな」と満足してお会計。
帰りに天満橋から、中之島の大好きな夜景が見られたのが、2019年最初の収穫でした。
初詣客を運ぶため、電車は終夜運転。
実家へ帰る足の心配ありません。
良い年になりますように。