かつて新橋烏森口の路地裏にあった、海鮮が旨い割烹「初島」のランチ。
大阪転勤から戻った2016年を最後に、出向で勤め先が虎ノ門に変わったこともあって、すっかりご無沙汰になっていました。
最近引っ越したという情報はあったのですが、コロナ禍で出社が少ないことから、ようやく訪問となりました。
烏森口の飲食店街が並ぶ路地の一角。
ネットの情報がなければ見過ごしてしまうロケーション。
旧い雑居ビルの表に看板が出ています。
6年ぶりの訪問に、なんだか久しぶりの同窓会に出席するような、緊張した気分です。
海鮮割烹とは思えない入口です。
看板も手作り感満載。
四人掛けのテーブルが2卓と、逆L字のカウンター。
まだ、移転して日が浅いのか、開店祝いのお花の看板が飾ってありました。
全く身動きが出来なかった前の店に比べれば、相当広い。
ランチは以前と変わらず海鮮丼と焼魚のセットか、刺身と焼魚のセット。
赤魚が食べたかったので、海鮮丼と焼魚のセットにしました。
以前のようにご主人と外人女性の従業員がいるのかと思いきや、板場を仕切る若い男性と、年配の女性。
もしかして、二代目とお母さんでしょうか
お二人とも、明るく元気で、常連さんとトークで盛り上がっています。
私は別に常連ではありませんが、ご主人は引退したのか、気になりました。
壁にはホワイトボードに書かれた夜のメニュー。
しばらくしてお母さんが料理を運んでくれました。
以前のお店と変わらないプレゼンス。
海鮮丼はブリ、小鰭、マグロ、シラス、玉子焼き、甘酢生姜がのっています。
ご飯は大盛やお代わりも可能ですが、少な目にしてもらいました。
しかもお代わり自由。
まずはあら汁をひと口。
汁マニアの私も納得の味。
本山葵を醤油で溶いて掛け回し、頂きます。
鼻につんとくる強烈な刺激。
もちろんお刺身も美味しい。
ご飯を少なめにしたので、海鮮の多さが際立ちます。
赤魚はプリプリとした食感が好き。
海鮮丼には玉子焼きものっていました。
甘めの味付けに固めの焼き加減は、東京風。
大阪出身の私ですが、たまご好きなので、たまご料理の受容の幅は広く、これも大好き。
中盤で満を持しての、あら汁お代わり。
若いご主人も、お母さんも、とても明るい接客で気持ちよくランチが食べられました。
女性のお一人様もいたのは、以前の店では考えられなかったこと。
やっぱり、魚ランチは美味しいなと再認識。
新橋で美味しい魚ランチを出す店が、コロナ禍で廃業してしまったり、ランチをやめてしまったりしましたが、探せばまだまだありそうです。
「足で稼ぐ」私の原点に戻り、探索を続けることにします。
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