2023年4月20日木曜日

あまりにも久しぶりな築地の焼鳥「とゝや」。ランチのサービス丼を食べながら、あの頃を思い出す

 

今日は築地の懐かしランチシリーズ。
先日閉店直前に訪れたRASAのように、私が若かった頃に通ったお店は客層の変化や後継者問題でずいぶんと無くなってしまいました。
日比谷線築地駅を降りてすぐの築地本願寺の正門には横文字の看板。
記念撮影をする外国人観光客で賑わっています。


今日の懐かしい店は「つきじ とゝや」
焼鳥のお店ですが、今はお昼のみの営業。


12時15分前に着くことができました。
空席がありましたが、この後すぐに満席になりました。
ここはまだ外国人観光客に見つかっていないのか、地元のお客さん中心で、昔ながらの落ち着いた雰囲気。
従業員のお姉さんたちの接客も、下町らしく気持ち良い。


メニューには三種類の焼鳥丼があります。
今日はお得なサービス丼を頼みます。
温泉卵をトッピング。
親子丼のような組み合わせは、食べる前から美味しいに決まっています。


昔は先輩や同僚たちと一緒に11時半にランチに出かけて昼ビール。
ここで定食(今はない)を頼み、出てくるまでの待ち時間に定食のささみ和えをつまみに昼ビール、なんて優雅な時間を過ごしたものです。
煮こごりも頼み、つくねを追加してお新香をつまみに飲んだあと、締めに焼鳥丼を食べていました。
コンプライアンスやガバナンス、生活習慣病といった言葉がなかった、そんな昔々のお話です。


10分ほどでサービス丼が出てきました。


久しぶりに対面してみると、ひとつひとつの焼鳥が相変わらずの迫力のサイズ。
もも肉3枚、つくね2枚が入っています。


トッピングした温泉卵。


スープにはお麩と蒲鉾が入っています。


お新香付き。


焼鳥丼のセンターにスペースを作って、そこに温泉卵をドロップイン。


美味しそうなマイ親子焼鳥丼の完成。


まずはスープをひと口。


ここのつくねはユニークな形状。
鳥ハンバーグのような厚みのものを切ったようにも見えます。


温泉卵を箸で割ります。


焼鳥にも絡めて頂きます。
美味しい。


タレの滲みたご飯とも一緒に。


厚切りのもも肉。
ここの焼鳥は、一般的な串焼きのものとは違って、もも肉一枚焼いて切ったような感じです。
それだけに、もも肉の本来のサイズ感、旨味や食感がダイレクトに伝わってきます。


中盤で七味唐辛子をオン。
味変です。


お会計は現金のみ。
「私、10年振りぐらいに来ました」
とレジの女性に告げると
「お味は変わりませんでしたか?またお越しくださいね」
と優しく見送られました。
前回の訪問は2010年ですから正確には13年ぶり。
お店を綺麗に改装した後は、なんだか落ち着かなくて足が遠のいてしまいましたが、再び年月が経ち、かつての渋さを取り戻したからか、今回はとても居心地よくランチを食べることができました。
やはり私は、あまり新しい店は苦手なようです。

旧場外は外国人観光客で賑わっています。
中国人はまだ少ないですが、じきに溢れかえるほど来るはずです。
これも10数年前とはまったく違う風景です。


関連ランキング:丼(どんぶり) | 築地駅築地市場駅新富町駅

とゝや丼(どんぶり) / 築地駅築地市場駅新富町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

0 件のコメント: