中を除くと大将が。
「あけましておめでとうございます!今日、夜やってます?」
「うん、やってるよ、17時過ぎから」
「なら、一人頼みます」
暮れに家を空けたままでしたので、家の掃除や洗濯を済ませて17時過ぎに再び店へ。
地元客でいつも賑わう主税寿司。
店に入ったら既に先客が一組。
しかも狭いカウンターにはずらりとおしぼりがセットされています。
どうやら今日は既に予約で満席のようです。
昼間に覗いて良かったな。
突き出しのタコ酢をアテに冷えたビールで一杯。
大将にも勧めましたが「今日は昼も飲んだからやめとくわ」と。
もう一組のお客さんに作った出し巻きを私にも。
頼まないのに出てくるのがこの店のシステム。
造りの盛り合わせ。
これも勝手に出てきました。
でも頼もうと思っていた所だったので、いいんです。
ここの大将は客の注文パターンを覚えていて、頃合いを見て出してくるのです。
その代わり、違うものを食べたいときは、機先を制するのが必要。
芋焼酎の水割り。
といってもほぼロック。
デカグラスに入った焼酎はとても濃いのでキケンな飲み物です。
「今日はまだ中央(魚河岸)が空いてへんから、あんまりネタがないねん」
と大将。
「そうやね。下足あったら炙ってくれる?」
後から訪れたのはご夫婦や家族連れなど皆地元の方。
年始のご挨拶を大将ご夫婦と交わしています。
古き良き下町の寿司屋。
私はキケンを承知で芋焼酎をロックに切り替え。
どうせ明日は朝寝坊してもいいし。
満席とは知らずに店に顔を出す常連さんたちに詫びを入れる大将。
私もそろそろおいとまして席を空けようと、締めに頼んだのはうなきゅう巻。
昼も自宅で飲んだので、ほろ酔い気分を通り越し、ちょっと危ない感じ。
大将ご夫妻に「今年も宜しくお願いします」とご挨拶し、相変わらずいつもと同じ料金を払い店を出ました。
もう一軒ご挨拶しておこうと立ち寄ったのは止まり木のバーホワイトラベル。
19時でしたが、私が口開けの客だったようです。
帰省土産のお年賀のお菓子をお渡しして、いつものハイボールとタマゴサンド。
大晦日は営業していたそうで、明け方までお客さんがいらっしゃったとか。
私と同じ三回目のお正月を迎えたこのお店には、今年もお世話になりそうです。
小一時間ほどして早くも睡魔が訪れました。
大晦日から朝昼晩と飲み続けて身体が休息を求めているようです。
案の定、帰宅してソファーでダウンしてしまいました。
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