お気に入りの居酒屋も先週はヘビーローテーションだったので、ちょっと一拍置きたい気分。
西天満あたりでそろそろ決断を迫られました。
その時、ふと脳裏に浮かんだのは西天満バル。
昨年11月にサタデーブランチで初訪問。
大好物のタマゴサンドが、まさに私が探し求めていたオムレツ&トースト。
パンも美味しくてど真ん中ストライクだったので、夜も来なければとブックマークしていました。
巡回ポイントが多すぎてずっと後回しになっていたこのお店を今夜覗いてみることにしました。
入口の看板を見ると、ワイン飲み比べSETが1,000円と書かれているのが目に止まりました。
月替わりのイベントらしく、今月はオーストラリアフェアーだとか。
ガラス越しに中の様子を伺うと、一人なら入れそうです。
大阪に来て何百軒もお店に行きましたが、やっぱり初めての店は緊張します。
大阪の飲食店は、一見に対する警戒感が感じられるからです。
この感覚は転勤3年目の今でも感じること。
それは警戒感というよりは、お店や常連さんが仲良くなりたい興味と好奇心から来ている、とも言えるのですが。
ドアを開けると、感じのいい女性スタッフにカウンターの角の席を勧められました。
ランチタイムのポスターが貼ってありました。
また食べたいな、サンドイッチ。
夜20時までの限定サービス。
お惣菜が一品付くみたいですが、 最初はビールを飲みたいのでワイン飲み比べSETを頼みつつ、お惣菜だけ先出ししてもらおうとお願いしました。
今日も自分にお疲れ様。
初めての店はまずメニューの研究から。
常連さんのオーダーを横目で見つつ、自分なりの展開を組み立てます。
自分が孤独のグルメの井之頭五郎にそっくりだなと思う瞬間です。
週替りのお惣菜からスペイン風オムレツをワイン飲み比べSETに付けてもらうことにしました。
もう一品単品で3種のハムの盛り合わせを。
ワインはメニューにある白、赤二種類以外にスパークリングもあるというので、一杯目はそれをお願いしました。
パンが出てきました。
ランチで食べたサンドイッチはカンテグランデの美味しいパンだったけど、夜もそうなんだろうな。
私の隣には常連さんらしい若者4人連れ。
確かに居心地のいいお店だから通いたくなる気持ちはよくわかる。
インテリアがコージーなのも、気分が落ち着いていい。
コの字カウンターの中と外の微妙な距離感と高低差、店の狭さなどがいい味を出しています。
メニューも熟読。
この時間が楽しい。
レギュラーメニューはそれぞれに魅力的だけど一人では多いかな。
今度ワイン好きの女子を連れてこよう。
あれこれ考えているうちにお惣菜が出てきました。
スペイン風オムレツ。
本日のスパークリングワインはイタリアのプロセッコ。
3種のハムの盛り合わせも出てきました。
それぞれ380円というのは安いなぁ。
ソウマ・サヴァロー2011。
フレッシュな辛口。
三杯目は赤。
ブラックラベル・シラーズ2011。
メニューの説明通りバニラやコーヒーを想わせる味わい。
これは深みがあっていいな。
グラスを揺らすといい香り。
もう少しつまみたいな、と思いお惣菜の3品盛り合わせを頼みました。
これで680円。
長崎大雲仙トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼ。
福井産ホタルイカと菜の花のマリネ。
大阪らしい泉州水ナスと生ハムのサラダ仕立て。
3つの小さな器の隙間にも生野菜が綺麗にあしらわれています。
野菜不足が気になる私には、こんな気配りも嬉しい
隣のグループが一足先に帰りました。
バーによくある潮目。
こんな時間も私は好き。
もう一杯飲みたかったので、フィン・ピノ・ノワール2012を。
じっくり飲むのに相応しい微妙なニュアンスのワイン。
飲み食べ歩きが趣味の私ですが、いい店を見つけた時の喜びは一入。
お会計を済ませ、店を出ようとすると、表まで女性スタッフがお見送り。
素敵な方だったのでブログ用に写真をお願いしましたが、やんわり断られました。
もしかしたら彼女がオーナーなのかも知れませんがそれは聞きそびれました。
それは次回のお楽しみ、ということで今日は帰ることにしました。
天気予報ではそろそろ雨が降り始めるはず。
それでももう一杯飲みたい気分。
一人酒が好きなくせに、寂しがり屋の私の話相手になってくれる明るいオーナーのいる紅梅町のカフェくらしっくに行くことにしました。
いつもモーニングを食べに来るのですが、時々夜も使っています。
相変わらず近隣のサラリーマンで賑わっています。
ここはそんなサラリーマンたちの会話に耳を傾けているだけで楽しいお酒が飲める店。
まあ、私もサラリーマンなのですが。
ワイン尽くしだったので、パンチの効いたアルコールを。
ハイボールを濃い目で作って貰いました。
「食べてきたんですか?」
とマスターに聞かれました。
ここは値段から想像する倍の量が出てくるので、注意が必要です。
「豚肉と白菜の小鍋ってどれ位の大きさ?小鍋じゃないんでしょう?」
「いえいえ、食べれますよ、ちょうどいい感じ」
ほら、やっぱり小鍋じゃないし。
唐辛子と柚子胡椒。
「その唐辛子は辛くないからいっぱいかけても大丈夫ですよ」
とマスター。
ここは薄口の出汁が旨いからこの手の料理はイケるんです。
さっき西天満バルで結構食べたのに、まだ食べられるな。
これで480円なんだからなぁ。
芋焼酎のロックを頼んで、マスターと女性スタッフと世間話。
「今日は収穫の多い一日だったな」
と独り言ち、1,280円という信じられないお会計を済ませ、小雨の降りだした町を自宅まで足早に向かいました。
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