延びた髪をいつもの美容院hoop loopでカットして、それから家に戻って配達を待ったので、時間が空いたのは21時。
大阪は久しぶりの雨が降り出しました。
どこかで飲んで食べたかったので、久しぶりに主税寿司の暖簾をくぐりました。
宅配便を待っている間に家でビールを飲んだので、焼酎からスタート。
当店名物、ほぼロックという芋焼酎の水割りです。
付き出しはほうれん草のお浸し。
ごま油で味を整えています。
お造りをおまかせで頼みました。
いい感じのスタートです。
カキが大好きな私は、そのまま食べようと思ったのですが、この店は寿司屋なのにトンカツが旨かったりするので、フライもいいのかなと思いました。
「ねえ、このカキってどうやって食べたら美味しい?」
とマスターに聞いてみました。
すると、マスターではなく、家族連れの先客のご主人から
「フライですよ。美味しいですよ」
という答。
そんなところがこの店のフランクで居心地がいいところ。
マスターは私の刺身の減り具合をチェックしつつ、いいタイミングでカキフライを出してくれました。
ライムを絞って、ソースに浸けて頂きます。
出始めなのでやや小振りですが、旨い。
先ほどのご常連が
「やっぱり生も旨いな」
と言っています。
「今頃そんなこと言ったら、こちらさんが困るでしょう」
と奥さんが私の顔を見ながら、旦那さんをたしなめます。
なんだかほのぼのとした家族愛を感じました。
お酒は芋焼酎のロックに切り替えました。
奥さんがいなくなったと思ったら、コンビニに氷を買いに行っていました。
「あ、すいません。わざわざ」
「製氷機の氷より、このんが旨いわな」
とマスター。
「 何言うてんの!うちに製氷機無いやん」
夫婦漫才です。
写真を撮るのを忘れていたので、少し飲んでからの写真ですが、先ほどの水割りグラスに並々のロック。
これが、後からダメージが来るのです。
「うちのロックは帝国ホテルの三倍の値打ちがあるで」
とマスターが自慢するのも頷けます。
同じ値段で三倍の量がある、という意味なのです。
隣のご常連のご家族が赤出汁を注文。
「松茸のお吸い物、作ろうと思っててん。国産ちゃうけどな」
とマスター。
それに賛同し、赤出汁をキャンセルするご家族。
横で聞いていた私を含め、全員に松茸のお吸い物。
頼んだとか、頼んでないとか無関係の、このアバウトなところがなんとも魅力のこの店。
「うなぎを巻いてくれる?玉子と一緒に」
「胡瓜は入れんでもいい?」
「あ、胡瓜も入れて」
かくしてうなきゅう玉子巻きを〆に。
奥さんが
「この前、南森町の交差点で初めてキャノンデール見ましたよ」
と言います。
マスターがきょとんとしているので
「あ、キャノンデールってアメリカの自転車の名前なんですよ、僕が乗ってる」
マスターは、それを私のただのペンネームと思っていたようです。
「人間、生きてたら、一日一個はかしこなるな!一年で365個かしこなるわ」
そんな素敵なマスター夫妻を慕って、明日もこの店は満席になることでしょう。
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