昔、テレビのバラエティで勝俣州和がここの冷し肉そばを絶賛していたのを見てブックマークしていましたが、会社からも少し離れていて、自分も大阪に転勤していたこともあって、ようやくの訪問です。
11時半の開店直前でこの長蛇の列。
60~70人は並んでいそうです。
行列の最後尾へ。
噂に違わぬ人気です。
並び始めて50分。
ようやくお店に近づいてきました。
先頭まで来ました。
既に1時間を超えています。
シンプルなグレーの外装。
入口はビニシーです。
入口の脇に、小さくMinatoyaと書かれています。
そば処港屋。
知らなければ、ここが立ち食いそばの店だとはわかりません。
入口のレジで食券を買います。
もちろん冷たい肉そばにしました。
行列に並び始めてから1時間10分。
悪い癖で、せっかくこんなに並んだのだから、と大盛を頼んでしまいました。
天井の高い店内は黒を基調としたモダンな内装。
巨大な四角いテーブルが店の真ん中にあり、そのテーブルを囲むように20人が立てるようになっています。
薄暗い照明、クラシック音楽が流れる雰囲気は、立ち食いそば屋というよりは、バーのようです。
奥にある、それこそバーカウンターのようなところで、トレイにのった注文の品を受け取ります。
店のスペースのほとんどを真ん中の巨大テーブルが占領しているので、店員に指示された空席にトレイを持って狭い通路を移動するのは注意を要します。
しかも薄暗いので余計気をつけないといけません。
卓上には取り放題の生卵と天かす。
大阪を思い出す気前良さ。
やっぱり大盛は多かったかな、と反省しても後の祭り。
今晩の焼肉に支障が生じる可能性大。
勝俣絶賛の、このつけ汁。
表面に浮いているのはラー油。
山盛の海苔をかき分けると、下から豚肉とネギが出てきました。
ゴマがたっぷり振られています。
田舎風の太めの蕎麦。
歯応えのあるものです。
最初はそのままで。
濃厚なつゆは、一般的な蕎麦つゆとは全く異なります。
豚バラ肉にも豚丼風にしっかりと味がついていて、つゆと相まって全体的に醤油辛く、濃いめ。
普通の蕎麦をイメージして啜ると、全く別物なので驚きます。
店主は、蕎麦はもちろん、海苔もゴマもネギも唯一の素材に拘っていると聞きました。
ここで生卵を一つ投入。
一気に食べないと、途中で満腹になって残しそうです。
生卵を崩して、蕎麦に絡めて頂きます。
これで醤油やラー油の辛さがマイルドになります。
味は益々複雑に変化していきます。
暗い店内は、自分の料理もよく見えないほどなので、視覚は頼りにならず、味覚のみ。
これだけ食べても、まだたっぷり残っています。
もう一個生卵を追加投入。
たまごの甘みと濃厚なつゆ、更には天かすと豚肉でどんどんと味は濃くなり、蕎麦からは離れていくようですが、不思議と旨いのも確か。
まだこんなに残っていますが、もう満腹に近づいています。
やはり大盛にすべきではありませんでした。
後ひと息。
蕎麦を優先的に食べたので、肉が余りました。
最後は卓上のポットから蕎麦湯を入れて。
1時間以上並んだ20人が、黒いテーブルを囲んで黙々と蕎麦を啜っています。
奇妙な連帯感を感じずにはいられません。
確かに美味しいし、若いスタッフたちの明るい接客は気持ちいいとはいえ、立ち食いに一時間半も並ぶのもどうなのかな、と思いました。
東京は人が多い、そして私も含めて暇人も、と思いました。
今日が休みで良かったです。
B級グルメ ブログランキングへ
にほんブログ村
そば処港屋 (そば(蕎麦) / 虎ノ門駅、神谷町駅、御成門駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.3
0 件のコメント:
コメントを投稿