そんな高層ビルの谷間にひっそりと佇む蕎麦屋があります。
十割そばいなむらや。
北海道旭川の江丹別そば。
蕎麦の種物は限定的で、天ぷらはありません。
ご飯物も、ミニカレー丼かミニとろろ飯。
十割蕎麦の店ですから、蕎麦の味で勝負ということでしょう。
ようやく入れたと思ったら、中にも待ち席が3つ。
コの字カウンターは10席。
店構えも値段も普通の下町蕎麦屋風ですが、回転は遅いようです。
入口脇に券売機がありますが、席でお会計できるというので、食券は買わずに待ち席へ腰掛けました。
並び始めて20分以上。
ようやく着席です。
ここからまた7、8分待ちます。
私が頼んだのはミニとろろ飯セットのもりを大盛で。
「十割蕎麦だから、ちょびっとしか出てこないのだろう」
と勝手に想像して大盛にしましたが、失敗しました。
まさか、こんなに山盛りとは、嬉しい悲鳴です。
盛りは豪快ですが、よく見ると十割らしい繊細さが伺えます。
ミニとろろ飯もそれなりの量。
ボリュームに関しては、店構え通り下町蕎麦屋の水準です。
お新香付き。
薬味の葱と山葵をそばつゆに入れて、早速手繰ることにします。
キリッとした辛目のそばつゆ。
しっかりとした風味の十割蕎麦は喉越しも良く、スルスルと通り抜けていきます。
とろろは半分だけご飯にかけました。
これも美味ですが、既に食べ切れない予感。
残したとろろには、少しそばつゆを垂らします。
とろろそばも楽しもうという欲張りな趣向。
食べても食べても減りません。
判断を誤りました。
最後は蕎麦湯。
クイックランチにしようと思った割には、時間がかかりました。
しかし、もりそば600円、大盛にしても750円でこのクオリティの十割蕎麦ならコスパも良好。
店内は静かな時間が流れていますから、余裕のある時に訪問すると良さそうです。
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いなむらや (そば(蕎麦) / 虎ノ門駅、内幸町駅、神谷町駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.3
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