立会川の二軒目は京急の高架を潜って海側へと向かいます。
「競馬場通り」に面したもつ焼き居酒屋「お山の大将」です。
大井競馬場が目と鼻の先とあって、大衆的な店が多いエリアですが、その中でも人気の酒場です。
電話しておいたので、狭いながらも小上がりの相席が確保されていました。
まずはアルコールのオーダー。
ついホッピーを頼んで「ありません」と毎度断られる私ですが、今日も同じ間違いをしてしまいました。
気を取り直してドライハイボールをオーダーして、無事乾杯です。
この店は厨房に掲げられているホワイトボードのメニューがマストオーダーのアイテム。
その中から「レバーのたまごあえ」頼みます。
さっと炙ったレバーにネギとにんにくとマヨネーズ。
そこに卵黄が添えられていて、かき混ぜて食べるという実にスタミナ満点の料理。
プリプリと柔らかいレバーの食感が実にナイスです。
続いて、先ほど鳥勝で食べ損ねたもつ焼きを注文。
レバとシロをタレで、カシラ、テッポウは塩でそれぞれ二本ずつオーダーして、串から抜いてシェアします。
どのもつも実に旨いですが、とりわけ私の好物のカシラが出色。
納得の美味しさと値段です。
ホワイトボードからのオーダーを続けます。
焼肉サラダは、たっぷりの刻みキャベツと大根の上に、タレで炒めた豚バラ肉がのっています。
これで200円は驚きです。
やはりホワイトボードから、私がこの店一押しの激安メニューをオーダーします。
カンパチカマ焼き 100円とまぐろの尾の身焼き 50円。
どちらも目を疑う値段ですが、市場でただ同然にうまく仕入れてくるのでしょう。
しかし、その量と味は、この値段とは到底思えません。
会のメンバーも、皆驚いています。
アルコールはドライチューハイにチェンジ。
再度の乾杯で一同のボルテージも上がったところで、締めに名物料理を頼みます。
10個まで550円均一という目玉焼きです。
今日は4人ですし、何より私の大好物ですから、クリアは難しくありません。
スタッフも「待ってました」といった表情でオーダーを大将に通します。
私は何度も見ていますが、初めてこの巨大目玉焼きを見たS君とTさんは驚いています。
それもそのはずで、目玉焼きは真っ黒な粉で覆われ、大皿の上で尋常ではない盛り上がりを見せているからです。
実は、この黒粉は魚粉。そして目玉焼きが盛り上がっているのは、その下に刻みキャベツと大根がたっぷり敷き詰められているからです。
キャベジンとジアスターゼという酒飲みの胃を保護するのに欠かせない野菜成分を配慮した大将の優しさに感謝。
巨大目玉焼きへの「箸入れの儀」は私が執り行います。
それから4人で10個の目玉焼きを思い思いに取り分けて食べ進みます。
きっと私は5個は食べたでしょう。
大好きなたまごが心置きなく食べられる幸せを、お代わりしたドライチューハイとともに噛み締めます。
お会計を頼むと、ここもやはりセンベロ。
今日は@5,000円の軍資金を、3,000円ちょっとしか使いませんでした。
久々に大成功のセンベロはしご酒を終えて、駅に向かいます。
途中で立会川の鈴ヶ森刑場の悲しい歴史を物語る「泪橋」を渡り、京急立会川駅で解散。
遠距離の家路へとつきますが、京成線直通なので帰りは意外と楽なのです。
もちろん乗り過ごさなければ、の話ですが。
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