新橋の本社で会議が終わったのは13時過ぎ。
レイトランチとなりました。
虎ノ門の事務所に戻りがてら、どこかでランチを食べて帰ろうと歩き始めましたが、たちまち汗が噴き出してきました。
スマホをチェックすると、気温は31度。
低温が続いていた関東地方ですが、暑がりの私には過ごしやすい日が続いていただけに、いきなりの真夏日は堪えます。
「これは何かあっさりとして冷たいものを食べないと」
と、西新橋の「自家製さぬきうどんと肉 新橋甚三」へ。
界隈ではレベルの高いさぬきうどんが食べられる新店です。
お店にたどり着いたときには、みっともないくらい汗だくになっていました。
この暑さ、そして絶賛ダイエット中の私は、すだちおろしぶっかけをチョイス。
もちろんどんな時でも温玉トッピングは欠かせません。
13時半ですので、人気の行列店もスムーズなチェックイン。
食券を女性スタッフに渡し、カウンターに着席です。
程なくうどんが運ばれてきました。
しっかりとした極太麺がぶっかけの汁に浸っています。
たっぷりの大根おろしと、カットされたすだちが目にも涼味を感じさせます。
別皿の温玉をオン。
ダイエット中ながらもちょっとだけ天かすものせて準備は整いました。
うどんを三本手繰って、ゆっくりと口元に運び、ツルっと流し込んで喉越しを楽しみます。
さぬきうどんの魅力は、極太麺に秘められた腰と弾力。
噛まずに一気に流し込みつつも、舌と喉で小麦の風味や食感を楽しめるのが、良いうどんの評価。
ここは東京にしては本場にかなり近いレベルまで頑張っているうどんだと私は思います。
中盤で温玉に箸入れ。
思ったよりは固めでした。
そのまま一気にスウィープ。完食ですが完飲は控えました。
すだちを絞るときに、種がそのままなのが気になりました。
私が大阪赴任時代、一番旨いと思っていた梅田の「うだま」では、すだちの種を取って出してくれていました。そうすることで、そのまま絞っても種がうどんや出汁に入ることがなく、お客さんが純粋にうどんを味わえるようにという、小さいけれども大きな気配りです。
ここよりもはるかに美味しく安く、香川県並に旨いさぬきうどんの店が、本場ではない大阪で経営できている理由を、この店も学んでくれれば、きっともっといい店になるでしょう。
麵も出汁も具もサービスも悪くないと思いますから。
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