新橋駅前も食べつくした感があり、最近はもっぱら新橋５丁目界隈を開拓している私ですが、出社日が限られているので遅々として進みません。
今日は以前から気になっていた居酒屋「一㐂」（いちき）の暖簾をくぐります。
本当のところは、隣の鳥敬の焼鳥ランチに振られたからなのですが、以前からブックマークしていましたので、すんなりとオルタナティブチョイス。
短冊を使ったお店の外のメニューが、そのラインナップと共になんとも雰囲気があって気になっていたのです。
しかも定食が800円。
12時15分過ぎの入店。
店内を一瞥すると、ねぎとろ率がかなり高いです。
この店の人気メニューのようです。
改めてカウンターの上の短冊を確認。
すると、赤魚粕漬焼というのが目に留まりました。
赤魚は好物なのですが、なかなか置いてある店は少ないので、これに決めました。
しかもご飯・味噌汁おかわり自由という文字も見逃せません。
赤魚は、かつて私が虎ノ門勤務時代、足しげく通った割烹「美村」のランチを思い出します。
今は虎ノ門ヒルズの再開発で立ち退き閉店となってしまった、大好きだったお店です。
板場のご主人とホールの奥さんで切り盛りしているとお見受けしました。
定食はすぐに出てきたので、焼き置きを温めているようです。
そこも美村に通じるものがあり、昭和割烹の共通点を感じて懐かしくなりました。
赤魚の粕漬には、大好物の玉子焼きが添えられています。
初めてのお店なのでご飯はデフォルトサイズで。
一見少なく見えますが、お茶碗が大きいので、そこそこの量。
今の私にはちょっと多い感じ。
とはいえ、おかわり自由は新橋サラリーマンには喜ばれるでしょう。
味噌汁はわかめとねぎ。
味噌汁マニアの私は、当然おかわりの予定。
もちろんお新香も付いています。
まずは味噌汁をひと口。
やや煮詰まった感じが、むしろ好ましい。
赤魚の粕漬をオン・ザ・ライス。
淡白ながらも脂ののった赤魚らしいプリプリした身が美味しくて、ご飯も進みます。
玉子焼きものせちゃいましょう。
予定通り味噌汁もおかわり。
これが私には一番嬉しいサービス。
入れ代わり立ち代わり地元のサラリーマンやOLが訪れます。
近くの勤め人の食堂のような使われ方が、アットホームでいい感じです。
ご夫婦の接客も、控えめながらも心地よく、新橋と言うよりも下町の居酒屋の印象でした。 
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