2023年6月12日月曜日

「懐かしい築地ランチ」シリーズ。無限大の組み合わせが楽しめる洋食のワンプレートランチが楽しくて美味しい12年ぶりの「ヤナギ」

 

今日も「懐かしい築地ランチ」を求めて、築地に向かいます。


路地裏にひっそり佇む洋食レストラン「ヤナギ」
12時でもお客さんが並んでいないのは、このあたりの昼間人口が減ったせいかもしれません。


メニューをザっとチェックして、オーダーを考えます。
基本的なライス付きの定食セットだけでなく、炭水化物系のメインとおかずの揚げ物や炒め物をワンプレートで注文するセットもあり、私が通っていた若い頃は、皆そっちを頼んでいました。
今日のオーダーもそのワンプレートランチから選びます。


家族経営のアットホームなお店。
ホール担当のお嬢さんにオーダーを告げ、久しぶりの店内をしげしげと眺めます。


古い木造民家の一階と二階の居室でランチ営業していた時代から、改装を経て今の設えになってからでも相当年数が経つはずです。


すっかり綺麗になって腰が落ち着かないと思っていたのに、そのお店もいつの間にか年輪が刻まれていました。


料理が出て来るまでの間、ゆっくりとした時間が流れていきます。
あの頃の店内は、見知った顔で賑わい、外には行列が出来ていました。
そんな風景も、今は昔。
しばらく待って注文した料理が出て来ました。


大人のお子様ランチ、オムドラハンバーグです。



オムドラハンバーグとは、オムライスの中がドライカレーになっていて、それにハンバーグを添えたもの。
昔はもっとボリュームがあった気がしますが、記録も残っていませんし、何より私の記憶など信用なりません。


もちろん味噌汁付き。
昔ながらの下町の洋食屋の証です。
出汁が効いていて、旨い。


オムライスにスプーンを入れれば、そこから現れるのはチキンライスではなく、ドライカレー。
この店の名物です。
ミスマッチなようでいて、実にナイスなマリアージュ。


手ごねハンバーグにはたっぷりのドミグラスソース。


ハンバーグは柔らかく、ソースの旨味も深い。


付け合わせのケチャップスパゲティ。
この、具の無いナポリタンこそが洋食の中で最も美味しいと私は信じています。


ゆっくり、しみじみと、12年ぶりのヤナギのワンプレートランチを噛みしめました。
お店を出た12時20分で、店内にまだ空席がありました。

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ヤナギ洋食 / 新富町駅築地駅東銀座駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

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