久しぶりに関西支社の自称スティーブン・セガールことE先輩からランチのお誘いがありました。
一階ロビーで待ち合わせてビルを出ます。
「キャノンデール、今日はどこ行く?A案はトマトラーメンや。知ってるか?」
「あ、第3ビルの店ですか?知ってますよ、はがくれの向かいでしょう?行ったことないけど」
「B案はネスパや、コロペットの。あっこのチキンが旨いねん」
「引っ越す前の桜橋の店は行きました。チキンは食べてませんけど」
「C案はな」
「まだあるんですかっ!?」
「おう。北斗星のスープカレーや!」
「あ、それこの前行きました。チキンが丸ごと入ってるやつでしょ?」
「せや。あれかなり旨いよな。まあ、でも今日はA案でいこか」
やはりご本人イチオシの案だったのでしょう。
A案のトマトラーメンに向かいます。
「阿波座にあるんや、本店が。俺めっちゃ好きでタクシー飛ばしてよう食いに行ってん。こっちに店が出来てめっちゃ助かってんねん」
「本社にいた時、新橋にもトマトラーメンあったんですけど行かずじまいで。やっぱり時代は今リコピンですよね」
などとしゃべっているうちに到着です。
駅前第3ビルB2のとまとら~めん 信濃路。
オープンエアな感じの明るい店。
駅前ビルらしからぬ雰囲気です。
入口で食券を購入。
E先輩の勧めでリゾットセットに。
「にんにくは少なめがええで」
というアドバイスに従いお姉さんに食券を渡します。
スタッフも若いお姉さんが多く、お客さんもほぼ全員が女性客のお一人様。
ディープな駅前ビルにしては珍しい客層です。
「女性向きやねんな、トマトは。ヘルシーなイメージあるしな」
とE先輩のトークは続きます。
しかしこれは男性向けの告知。
出てきました。
トマトラーメンのリゾットセット。
野菜がたっぷり。
リゾット用のライスは器も丼ではなくイタリアンな感じ。
スープを一口。
酸味が強いのかと思いましたが、意外とラーメンの味がします。
「ああ、なるほど、こういう味なんですね」
「せや。ここのトマトラーメンはバランスがええねん。下手したらキワモンになるからな。二日酔いとかに最高やで」
麺は取り立てて特徴がありませんが、確かにダシとトマトの酸味のバランスが良く、それほど奇抜な味ではありませんでした。
トマト以外の野菜や肉もたっぷり。
具を少し残してラーメンを食べ終わったら、いよいよリゾットです。
E先輩はご飯をそのままラーメン丼に投入していましたが、私は店のお手本通りに制作することにしました。
リゾット用のチーズ。
ライスにのせて。
ラーメン丼のスープをドバッと投入!
リゾットの完成です。
チーズがとろけてなかなか旨い。
トマト風味の和風ダシと具のコンビネーションもナイス。
「これリゾット言うてるけど要するにラーメンライスや。めっちゃ下品な食べ方やけどリゾット言うからこないしてネエちゃんらが来よんねんな」
とE先輩。
食後のデザートはメロン。
ロゴ入りのオリジナル消臭グミ。
「信濃路ってどう考えても蕎麦屋の名前やんな。ほな、茶行こけ!」
信濃路 梅田店 (ラーメン / 東梅田駅、北新地駅、西梅田駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.3
オーソドックスな昭和喫茶店。
その割には店員さんは皆若いです。
店に入るなりスポーツ新聞を持ってテーブルへ向かうE先輩。
ウェイトレスのお姉さんに「久しぶりやな」と声をかけます。
「あ、昨日も来たな」という一人ボケツッコミ。
コーヒーはサイフォンで淹れる本格派。
これはなかなか旨いです。
E先輩から新しいB級グルメ情報。
「大黒町に木津市場ってあんねん。そこに仲買向けのメシ屋があってどれもボリューム満点で旨いんや。カレーうどんの大和、かなえ寿司。難波の○丈(まるじょう)ラーメンもええな」
お返しに私は有楽町のジャポネをご紹介。
「俺、この店にコーヒーチケット預けてんねん。安いし金無い時でもコーヒー飲めるやろ」
「それって昔、めっちゃオッサンがすることやと思てましたよ」
「俺もそや。でも俺もいつの間にかやってんねん」
レジでお姉さんに「チケット取っといて!」といって颯爽と店を出るE先輩の姿は、やはりスティーブン・セガールと言うよりはザ・浪速のサラリーマン。
E先輩、コーヒーご馳走様でした。
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