みずほ銀行脇の路地を入ったところにある酒場 ふくろへと流れます。
入口は路地の両側にあり、こちらは裏口。
短冊メニューとコの字カウンターというオーソドックスな昭和大衆酒場の設え。
ここではホッピー。
白を頼みました。
緑色の小瓶に入っているのは焼酎。
カウンターの下に山積みです。
このスタイルは、ナカもソトもマイペースで調合できるのが嬉しい。
今日二度目の乾杯です。
メニューを眺め、組み立てを考えます。
とはいっても二人で中華を食べたので、それほどお腹が空いているわけではありません。
Kさんは冷やしトマト、私はハムカツを頼みました。
ハムカツは薄いタイプ。
半切れが3枚セットという微妙な数。
毎月8日は料理全品半額というサービス。
一番高い豚かつ煮でも530円なのですが、これが265円になるわけですから、大変なこと。
「お友達お誘いあわせの上ご来店下さいます様に」とあります。
きっと8日は大変な混雑なのだろうと想像できます。
と思って別の張り紙に目をやると「朝からご来店の方につきましては、ご新規のお客様へ速やかに席をお譲り下さい」と書かれています。
しかもそのタイミングは15時前後。
8時から15時まで飲んでいたら潰れてしまいます。
手元でナカとソトを合わせながら、そんな酒場談義に花を咲かせます。
ホッピーは黒に切り替え。
もう少しつまみます。
揚げシューマイ。
ラストオーダーも近づいてきたのか、女性店員が揚げ物の注文を聞いて回ります。
いかにも大衆酒場らしい常連さんと女性店員の親密そうな関係も興味深い酒の肴。
最後は目玉焼きを二人でシェア。
絶妙な半熟加減。
お安いお会計を済ませて店を出ました。
入口には8日の半額デーを除く平日はジョッキ中生が通常400円のところ200円と書いてあります。
喫茶店のモーニングサービスのようですが、これを朝からがぶ飲みしたら、本当に大変なことになります。
とはいえ、巨大ターミナルの池袋。
夜勤明けの人や、飲食店の従業員など、朝からしか飲めない人も大勢いるはずです。
22時には閉まる葛飾あたりの下町酒場とは似て非なる営業スタイル。
我々普通のサラリーマンは、そろそろお開きにして家路につくことにします。
相変わらずKさんとは楽しい飲み会でした。
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