南砂の「山城屋酒場」の旨い刺身とカキ鍋で、「下町はしご酒の会」の今年の忘年会は、幸先の良いスタートです。
二軒目は、以前から当たりを付けていた扇橋交差点そばの「やきとり鳥宣」へ。
「やきとり」と染め抜かれた暖簾を潜ると、そこは想像通り「酒場放浪記」の世界。
長いL字カウンターと、テーブル席は、地元のご常連で賑わっています。
勘が当たって、幹事の面目躍如です。
家族経営らしく、ホールを仕切るお母さんの、なんとも優しいお人柄に癒されます。
奥のテーブルに陣取り、黒ホッピーを頼んで、乾杯。
つまみは、もつ焼きを一本ずつとレバカツを注文。
大食いのI君とS君はテンションが上がっています。
そこへ、近所にお住いのN大先輩が登場です。
この店に移動してから、お誘いしてみたら、二つ返事で駆け付けてくれました。
ニラ玉焼と焼鳥を追加。
私たちよりも遥かに先輩にも関わらず、健啖家で知られるN先輩は、大の肉好き。
私が大阪赴任時代に、出張で来られた当時役員だったN先輩をホルモン焼にお連れしたら、そのお店の全メニューを注文したあげく、
「なんだ、お前らこれ位も食わないのか!締めはどうする?」
と言った程大食漢の伝説の人物。
ホッピーはナカをお代わり。
ナカの濃さが半端ありません。
嬉しい反面、危険な予感。
いつの間にか、誰かが焼きそばを頼んでいました。
私の記憶もかなり曖昧になってきました。
名物のわか鳥もも焼き。
私は食べた記憶がありませんが、きっとN先輩が平らげたのでしょう。