三軒目に狙っていた、生ホッピーが飲める店「美好」が、もう看板。
どうしようかと思っていると、交差点の対面に渋い構えの店を見つけました。
和風中華「さかえや」。
そのコンセプトが気に入りました。
「この店構えは間違いない」
という私の野生の勘も後押しして、暖簾を潜ります。
店内は膨大な短冊とホワイトボードのメニュー群。
看板通りの中華料理はもちろんですが、オールジャンルの幅広いラインナップは、実に使い勝手が良さそうで、地域の社交場になっているようです。
ボトルキープの棚からも、それが推察されます。
ここは、一軒目に来たいタイプのお店。
もちろんドリンクはホッピー。
驚くべきナカの濃さは、下町ならではのサービス精神でしょうか。
下町酒場に感謝しつつも、かなり危険な予感がします。
突き出しは空豆。
N大先輩を交えた乾杯。
実は私の記憶はこの辺りからありません。
乾きものの豆菓子はサービスだったのでしょう。
特製手打ぎょうざは、少し丸く大ぶりな形。
これが食べ応えがあって、実に美味。
焼きブタ。
和風中華の本領発揮といったところ。
豚足も頼みます。
私のスマホにはここまでの記録しかありません。
N先輩がいたのですから、もっと注文したはずです。
この店に行ったこと自体、翌日にスマホを見るまで覚えていなかったのです。
それでも、つまみが美味しく、また来たいと思ったことは確かです。