朝早くに朝食抜きで家を出たので、お腹が空いてきました。
川越では武蔵野うどんが人気だと聞いています。
偶然通りがかった「手打ちうどん 岡野屋」の暖簾を潜ります。
テーブル席と小上がりがある、いかにも昔ながらの風情を残す、町のうどん屋さん。
メニューはうどんの他にそばや丼物があります。
川越名物のさつま芋を練り込んだ、赤みのあるうどんもあるようですが、私たちは武蔵野うどんの定番「肉汁うどん」にしました。
各テーブルにはアクリル板が設置されています。
観光地でも、もはや当たり前の光景。
うどんは冷やし、つけ汁は熱いものです。
やや茶色がかった太いうどん。
多摩から埼玉にかけての武蔵野台地で作られた水車製粉の小麦粉から作られたのがルーツといわれる郷土料理。
つけ汁はかつお出汁と醤油を効かせたものに、豚肉とネギが入っています。
七味を振って、頂きます。
自家製麵のお店は、それぞれにうどんの特徴があるそうです。
ここのうどんは、私が知る限り、比較的色白で、麺の太さも整っている感じ。
固さも、やや柔らかめの印象です。
とはいえ、武蔵野うどんですから歯応え、腰は普通のうどんとは異なります。
気を付けて食べないと、汁が洋服に飛ぶ可能性がありますから、慎重に啜ります。
つけ汁には具がたっぷり入っていました。
強めのかつお出汁は、小麦の風味が強い武蔵野うどんとガチンコ勝負。
素朴でパワフルな食べ物です。
出てきた時は、普通の量かなと思いましたが、食べ終わってみればしっかりとお腹いっぱいになりました。
観光客だけでなく、地元のご常連もお昼を食べにくるようです。
接客も庶民的で親しみが持て、ほっこりとするお店でした。
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