我が家恒例の家族の誕生日会。
今月は次男です。
ちょっと誕生日よりは早いですが、皆の都合が合う土曜日のランチ会は、彼の希望で築地すし大。
コロナ前は予約のできる別館で時々食べていましたが、別館は長期休業中。
インバウンド人気と相まって、並ぶしかない本館のランチは大行列です。
覚悟の上で臨みましたが、開店直後の10時50分で既に20人以上並んでいます。
通りの角まで伸びた行列の最後尾に並びます。
気温は33度。
熱中症対策で持ってきた日傘と団扇が命綱です。
一回転目のお客さんが出始める11時半頃、ようやく行列が動きます。
お店の前の日陰の長椅子に座ることができて、ようやく人心地。
3人の息子たちとおしゃべりしながら時間を過ごします。
妻は場外で買い物中。
ようやく先頭になりました。
絶賛買い物中の妻を呼び戻します。
並んでいる間に
「4人掛けのテーブルに分かれてお座りいただくことになります」
とお店の方に言われていたのですが、「一つのテーブルでお座り頂けるようにお席をご用意できました」
と嬉しい心遣い。
二階席の入口脇。
ちょっと窮屈ですが、長椅子側に三人、反対側の椅子に二人で着席。
何をおいても、まずはビールです。
スーパードライの瓶を頼みます。
冷えたグラスが嬉しい。
早速乾杯。
「誕生日おめでとう!」
ホール係の女性は優しい方で
「暑い中お並び頂いてありがとうございます。どうぞゆっくりお召し上がりをお選びください」
と回転効率を上げるような事は一言も言いません。
冷えたビールの味も一段と美味しく感じました。
お寿司はいつも頼む勝どきにしました。
このコースは最後に好きなものを一貫選べます。
本日のおすすめから選ぼうかなと、壁のメニューを眺めますが、息子たちは550円追加のウニが気になるようです。
「まだ、お選びにならなくても大丈夫ですよ。お寿司はいっぱい出て来ますので、ごゆっくりお考えになってください」
と先ほどの女性。
お酒を頼んだ3人には南蛮漬けの突き出しのサービス。
汗をかいた身体に、酸味が心地良い。
壁のメニューに「あん肝ポン酢」を見つけました。
息子たちが子供の頃から好きなので、つまみで注文します。
ホール係の女性に別館休業の理由を尋ねると、板前さんがコロナ禍の休業ででやめてしまい、その後の募集がなかなか難しいとのこと。
すし大の寿司を握るにはそれなりの経験が必要でしょうから、やはり簡単にはいかないのでしょう。
「いつでも開けられるように準備はしてあるんですけどね」
と聞いて、早く良い職人さんが見つかることを願います。
握りが出て来ました。
小皿に少しずつ。
いっぺんにでてくるよりも、握りたてが食べられるのでこの方が嬉しい。
玉子焼き、平目、スミイカ、甘エビ。
平目は塩が振ってあるので、そのままで。
玉子焼きはほんのり甘いお寿司屋さんの味。
二皿目は金目鯛、生ホッキ、鯵。
三皿目は大トロ、穴子、巻物二種。
巻物は鉄火と赤貝のひもでした。
大トロはかなりの脂ですが、くどく無く柔らかくて美味しい。
穴子はフワッとして、濃口の煮切りとの相性も抜群。
これは家族が皆絶賛。
最後のお好みの一環。
妻はアワビを塩で。
息子たち3人と私は550円プラスで国産ウニにしました。
濃厚な味のウニがしっかり山盛り。
軍艦巻きのパリっとした海苔も美味しい。
振り返ると後ろのテーブル席は空いています。
お客さんは次々と無理やり入れないのか、回転はゆっくりです。
締めのお椀は注文の時にいつ持ってくるか聞いてくれたので、全員最後でお願いしました。
そうした気配りが出来ない店もままあるので、古くからの下町寿司屋の良さを実感します。
お味噌汁はアラ汁仕立て。
磯の香りとともに、楽しく美味しい誕生日会は終了です。
お会計を済ませて表に出ます。
一段と気温は上がったようですが、エアコンの効いたお店でビールをたくさん飲んで美味しいお寿司を食べたので、あまり暑さは感じませんでした。
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