2015年4月21日火曜日

相変わらず脱力系の中崎通「ARLAZI」でレア物ウイスキー。新人店員と常連さんとで盛り上がりすっかり夜が深くなる

天六熊の焼鳥で充実の焼鳥を堪能した後、仕上げをどこにしようかAちゃんに聞いてみました。
「あの、中崎町の変な喫茶店に行きませんか」
変な喫茶店とは天五中崎通商店街にあるARLAZI(アルラージ)のこと。


相変わらず独特のオーラが店から漂ってきます。


焙煎珈琲豆の挽き売りのお店ですが、コーヒーや紅茶を淹れてくれるので、テイクアウトやイートインもできます。


しかし、私にとっての一番のポイントは、オーナーのコレクションのレア物ウイスキーが一杯250円から飲めること。


今日はいつもの脱力系店員、大西君がいません。
その代わり、初めて見かけるお嬢さんが店番。
「今日は大西君は休みなの?」
「ええ、あの、そうですね・・・」
大西君に引けを取らない脱力系。
「小阪っていいます。大阪の反対です・・・」
笑わそうと思って言っているのか、大真面目なのか何とも判じ難いところですが、声が小さすぎて聞き取れません。


私のチケットを探します。


11枚綴りで2,500円。
まだ残っていた記憶がありますが、無くなっていました。
「まだあったはずなんだけどなぁ」
と私が言うと、小阪さんは突然スマホを取り出し誰かに電話をし始めました。
ほとんど聞き取れない声で通話を終えた彼女は
「大西さんに聞いたんですけど、ないそうです・・・」
あ、大西君に電話してたんだ。
「え、大西君俺のこと覚えてる?」
「はい、キャノンデールさんによろしくおつたえくださいって・・・」
「覚えてないと思うけどな。一回しか来たことないのに」
仕方ないので一冊購入。
「あの、いま、チケットが無いので、メモにつけておきますね・・・」
と彼女は、メモ帳に何やら書いています。


私は、テーブルの上からウイスキーを物色し、ニッカのスーパープレミアムを選びました。
チケットはありませんが、彼女が何やらメモをつけています。
一杯250円。
きちんとつけられているのかどうか、甚だ心配です。
Aちゃんは紅茶を頼みました。


店内のカオス度も一段と上がったようです。


今年のクリスマス会のご案内。


次はサントリーローヤルの15年
かつて父が頂き物を家に飾っていた記憶があります。
小阪さんは突然このボトルを写真に撮って、また冷蔵庫の影でこそこそ電話を始めます。
「あの、口開け料で100円追加になるんです。大西さんに聞いたら、そう言われて・・・」
「いやいや、そもそも口開いてるし、 何かの間違いじゃないじゃない?」
そこへ常連のNさんがフォロー。
「これ、開いてるやん。大西に言うてみ」
彼女は再び大西君に電話。
ずいぶん時間がかかりましたが、ようやく無事250円で飲むことができました。


ローヤルをチビチビ舐めながら、再び店内を見回します。
いつ来ても謎の装飾物でいっぱい。
立石のとっちゃんぼうやを思い出しました。


締めは余市
1月に行った楽しい旅行を思い出しながら、スモーキーフレーバーを楽しみます。


常連のNさんの止まらない恋バナを聞いているうちにいつしか時計は23時。
そろそろお開きです。



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