最近お疲れ気味のB級グルメ仲間K局長を誘って三人で。
「ウォーキングあまから」の二つ名を持つTさんならではのお店にご案内いただきます。
会社からタクシーを拾って御堂筋を心斎橋へと。
私には馴染みの薄いミナミです。
随分と賑わっている心斎橋筋商店街ですが、かなり数でインバウンド観光客が流入していると聞きます。
周防町通を更に東へ。
そして、細い路地を南に入ります。
さすがのK局長も知らない道。
その先にポンと出てきたのがこの袋小路。
「ああ、こっちから来たんか」
と納得しているK局長ですが、ミナミに疎い私は自分の居場所も掴めない状況です。
和洋酒菜 ひで。
ユニークな創作を出してくれるというTさん推奨の店。
暖簾をくぐると、そこはL字カウンターだけの小さな店。
７、８人も入れば満席です。
極上ハイボールを出す、というサントリー認定の店。
これは後で飲まなければ。
壁面には漫画「カイジ」が描かれています。
福本伸行が来るのでしょう。
その横には西原理恵子の漫画も。
カウンターの端にある大きな木の冷蔵庫。
ラジオはAM。
今日はタイガース戦が無いのですが、やっぱり野球。
私の目の前には炭火がありました。
これで色々と炙るのでしょうか。
三人でメニューを眺めます。
展開を考えながらも、まずは喉を潤しましょう。
クリーミーな泡の生ビール。
最初に突き出しが出てきます。
ホタルイカを軽く炙ったもの。
塩辛さが食欲を刺激してくれて、スターターに相応しい一品。
続いてポテサラ。
「そばのアレルギーは大丈夫ですか？」
と聞かれました。
変わったことを聞くなと思ったら、ポテサラの上にたっぷりとそばの実を煎ったものがのっていました。
これは、ユニーク。
そして旨い。
「お刺身が出てくる前に日本酒を」
と、組み立てをイメージして準備を整えるTさんに合わせて日本酒を。
超辛 上喜元。
冷蔵庫から出したネタケースから、順繰りに刺身を出してくれるのです。
まずはメイタガレイ。
山口県のもの。
おろしたての本わさびが嬉しい。
とろける食感。
淡路島のアジ。
一切れ一切れ出されるところが、寿司を摘んでいるようでもあります。
大きなつぶ貝は茨城県産。
さっと炙った金目鯛は千葉県から。
皮のところだけを炙っています。
カリカリとした食感と身の柔らかさのコントラストが楽しい。
次も炙りです。
炙りホタテに鯛の酒盗をのせたもの。
これは反則の旨さ。
日本酒に合いすぎます。
次なる日本酒は微発泡のおりがらみ、奥羽自慢。
私はしぼりたての荒々しいバタバタした感じが好き。
錫の器も日本酒に合います。
ウニも炙って出てきました。
こんな創作は初めてです。
三河湾のタイラギをさっと炙って、醤油と一味で。
お酒が進みます。
ミンク鯨のサエズリは大阪らしいネタ。
上にのっているのはヤンニョムベースの辛味噌のようです。
結構辛いですが、このマッチングはなかなか。
アルコールは白州ハイボールにチェンジ。
認定店だけあって、上手です。
貝塚の朝堀タケノコ。
やっぱり旬のものは美味しい。
日本に生まれて良かったと思える時です。
いよいよメイン。
マスターが立派なサガリ（ハラミ）を切り始めました。
ここでキムチ。
和食ながらもいろんなテイストを織り交ぜた変化球が面白い。
ハイボールは更にお代わり。
強面ながらも実は気さくな店主が、ハイボールにまつわる面白い話を披露し、他のお客さんも交えて楽しい会話が広がります。
炙りハラミが出てきました。
上州の和牛です。
激レアです。
美しい。。。
お醤油を垂らしてから出してくれます。
たまご好きの私が卒倒しそうなビジュアル。
粗めに撹拌。
見事にオレンジ色の卵かけご飯が完成です。
美味しい酒菜と美味しいお酒をいただきました。
私にとってはアウェイのミナミですが、先達のT女史のお陰で楽しめました。
今日は珍しく体調不良のTさんとお別れし、私とK局長は仕上げに。
最近私がはまっている場所へとお連れするのです。
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和洋酒菜 ひで （居酒屋 / 心斎橋駅、長堀橋駅、大阪難波駅）
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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