2015年4月20日月曜日

もうこの朝そばは食べられない。閉店間近の「そば作 西口通店」で出張モーニングはごぼう天と生卵

今日の出張モーニングは新橋西口通りへ。


この通りを浜松町に向かって歩くとそば作 西口通店があります。
しかし環状2号線が開通したことによって景色が変わっていました。
お店は見えているのですが、通りの向こうに渡れなくなっているのです。


第一京浜の交差点まで大きく迂回して、ようやくたどり着きました。


金曜日に飲み友達のIさんから教わった朝そばの最強の組み合わせを食べるために来たのです。


ところが何と「閉店のお知らせ」
21年間営業してきた人気の店ですが、5月1日で閉店するというのです。
御成門店に営業を集約し、夜の営業も始めるとか。
しかし、朝そばを食べに御成門まで行くわけにはいきません。
もしかして、環状2号の開通でお客が激減したのでは、と勘繰ってしまいます。
もしそうなら、何ともやるせない話です。


典型的な立ち食いそば屋のスタイルですが、カウンターに椅子席もあります。


朝のサービスメニュー。
お好みのトッピングを一つのせて330円。


Iさんのお勧めはごぼう天生卵の組み合わせ。
「これが一番旨いんです。他の組み合わせはダメです」
と、根拠があるのかないのかわかりませんが、彼特有の断定的な発言に背中を押されました。 
「月曜日じゃないとダメですよ。週の初めはダシが旨いけど、週末にかけて味が崩れてくるから」
そんなバカな、と思いますがIさんが断言すると、そう聞こえるから不思議です。
二品トッピングなので380円となりました。


なんだかフレンドリーな言い回しに、朝からほのぼのとした気分。


もちろんちょっと待ったら出来ました。


「ただいまの時間 薬味はここにあります」
という小さな幟。
店内の表示がなんだか全体的に可愛い。


薬味の葱をのせ、一味を振ってカウンターの椅子席へ。


サクッと揚がったごぼう天。


生卵は私には欠かせないアイテム。


早速手繰ります。


黄味に箸を入れます。
期待と緊張が高まる瞬間です。


上手く割れました。
そばに見事に絡まります。


ごぼう天にもしっかりと絡めて。
卵の甘みを感じます。


ごぼう天が次第に溶解し、油分がつゆと混じって一段と旨味が増してきます。
蕎麦と天ぷらのマリアージュに勝るものはありません。


大阪では味わえない旨くて安い立ち食い蕎麦。
閉店とは惜しい限りです。


丼を下げて、店を出ようとすると、ご主人と店員さんから
「行ってらっしゃい!」
と見送りの言葉。
朝から励まされて、元気が出ます。
表の写真を再度撮影していると、ご主人がニコニコしながら窓から顔を出して私に尋ねます。
「お客さん、そういったご関係の方?」
そういったご関係とは、どういうご関係なのかよくわかりませんが、雑誌の取材かとでも思ったのでしょうか。
やたらと写真を撮っていたからかもしれません。
「いえ、趣味でやってるんですよ」
そう答えた後で、どういう趣味なんだ、と自分でも思いました。
ご主人の質問の答になっていなかった気がします。

次回出張に来た時、もうこのお店が無いのは残念だな、と思いながら会社に向かいました。



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そば作 西口通店そば(蕎麦) / 汐留駅新橋駅御成門駅

昼総合点★★★☆☆ 3.3

 

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