とうとう来てしまったこの日ですが、ラストランチはずっと前から決めていました。
出入橋の旬菜織部です。
このドアを開けるのも、今日が最後。
「何を食べようか」
といつも悩みますが、今日は尚のこと。
「今日が最後なんですよ。塩さば定食の出し巻付でお願いします」
転勤が決まった直後にマスターに報告に来ていますが、その後いろんなお店の挨拶回りで忙しく、この店にはそれ以来二回目。
ボトルがまだ残っていたので、一緒に行ったN君に引き継ぐようマスターに頼みました。
部長たちと四半期決算毎に、ここでお疲れ様飲み会を続けてきました。
そんな4年間の思い出が蘇ります。
まったく奇をてらわない、シンプルな定食。
しかし、必要十分にして、味と価格のバランスが優れ、極めて美味。
しっかりと脂ののった、さばの塩焼き。
ここの釜炊きご飯は実に美味しいのですが、炭水化物ダイエットでずっと少なめにしていました。
今日はラストなので普通盛りで。
そういえば、転勤当初はいつもお代わりしていました。
アツアツフワフワの出し巻が食べたくて、ずいぶん通いました。
小鉢とお新香。
ちょっと濃いめの味噌汁も、お気に入り。
もちろんオン・ザ・ライスで。
出し巻も。
魚は骨回りが一番旨い。
食べ物を残すと怒る、ちょっと癖のあるマスターと仲良くなったのも、私の食べっぷりがいいからかもしれません。
最近、最後の一口がどうしても食べられません。
これを食べ終わると、私の堂島会社ランチも終わってしまいます。
涙を呑んで、という表現がぴったりの完食でした。
お会計を済ませ、何度もマスターに謝辞を述べて店を出ました。
見慣れたこのビルに、再び私がランチを食べにくる機会があるでしょうか。
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