ここに浪速の名物甘辛カレーの代表、インデアンカレー南店があります。
創業の味を守る本店です。
転勤前にそのお店にエスコートしてくれたのは、飲み友達のみずちゃん。
なんと西天満の辛口料理森元のママもご一緒に。
一昨日森元の激辛ビーフカレーを食べに行ったらお休みで振られただけに、ママに会えるだけでも幸せ。
みずちゃんは表のドアからではなく、脇の路地の奥のドアから入ります。
なんとも味わい深いレトロな内装。
壁やガラスはもちろん、椅子や天井も年代を感じさせます。
同じインデアンカレーでも、私の会社のある堂島近くの近代的な二店舗とは全く異なります。
梁の造形も美しく、思わず見入ってしまいます。
有線の受信機の上のスピーカーも雰囲気を出しています。
メニューはお馴染みのもの。
飴色に磨かれた壁が美しい光沢を放っています。
ピクルス。
これが何とも美味しいのですが、みずちゃんは大。
何も言わなくても彼の前には、ピクルス大が置かれます。
大理石模様のカウンターも趣があります。
電球照明のぬくもりもいい。
私が東京に転勤することを、みずちゃんがご主人に伝えました。
すると、ご主人はスッと東京丸の内店の名刺を差し出しました。
「東京にもお店がありますから、是非どうぞ」
「ありがとうございます。東京にいた頃は、何度か食べに行きましたよ。私はスパゲティも好きなので、今日もスパゲティにしようか迷ったんです」
「この店はスパゲティはやってないんですよ」
とご主人に言われ、改めて壁のメニューを見直しました。
ルーをかけるご主人。
このルーをかける作業が、簡単なように見えて実は難しく、各店でも修行を積んだ人しか出来ないそうです。
撮影・掲載許可済み |
見事な早業で、均等な量のルーとビーフを、美味しそうにかけるご主人からお皿を受け取りました。
ご主人のなんとも柔和な表情に癒やされます。
みずちゃんは、ご主人から直接お皿を受け取りたいので、わざわざ路地側の入口から入って、ご主人の前に座ったのです。
撮影・掲載許可済み |
手を付けるのがもったいない美しさ。
まずは生卵を割ります。
この状態がベスト。
ルーは大盛にしましたから、ライスコントロールを気にする必要はありません。
ピリっと甘辛の独特の味。
卵の甘みとの調和も素晴らしい。
ここのカレーはルーそのものが主役ですが、ところどころに顔を見せるビーフもいいアクセント。
隣では森元ママがビールを、みずちゃんはコーラを飲んでいます。
炭酸がカレーに合う、というのは事実。
じっくり味わって食べたつもりでも、そこはカレーライス。
あっという間に食べ終わりました。
お二人と別れて、私は心斎橋筋に向かって歩きます。
この看板も私が大阪に来た4年前は今のようなLEDではありませんでした。
とはいえ、ここに、この看板があることは不変です。
変わりゆく大阪の、変わらない部分を感じることが出来たランチでした。
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インデアンカレー 南店 (カレーライス / 大阪難波駅、日本橋駅、近鉄日本橋駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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