今日は月例の「下町はしご酒の会」。
夜に備えて、ランチは軽めにしておこうと、立ち食いそばにしました。
もちろん味は妥協できないので、虎ノ門エリアでは 蕎麦さだはる と並ぶツートップの 峠そば へ。
キタナシュランで有名な長崎飯店の隣です。
ここに来たら石臼挽きそば。
100円高くなりますが、その価値はあり。
トッピングは春菊天と迷いましたが、通常の舞茸天がきのこ天に変更になっているのをホワイトボードで見つけたので、それにしてみました。
もちろん生卵トッピング。
いつもなら大盛を頼みますが、そこは夜に支障が出るので、グッと我慢。
「あったかいの?つめたいの?」
と聞かれます。
「あったかいので」
ご常連も多く「いつもの」という頼み方をする人もいて、さすがだなぁと感心。
料金はカウンターの上に無造作に置かれた小銭を自己申告で置き、必要なら釣り銭を受け取る「安心と信頼」のシステムです。
チェーン店では考えられない大らかな商売が、この都心で行われていることに、なんだかほのぼのとしたものを感じます。
私は1,000円札を出し、息子さん(朝のお爺さんが店主で、彼は息子だと思いますが未確認)に注文を告げて、お釣りを自分で計算してピックアップします。
茹で時間が違う関係で、私は厨房のカウンター脇で少しウェイティング。
「すいません。たまご、割れちゃってごめんなさい」
見れば、卵黄に切り傷が。。。
やむを得ませんが、ショックです。
濃い目の出汁を引き上げながらの喉越しも最高。
天ぷらに箸を入れて、ひと口。
蕎麦と天ぷらの相性の良さは、萬平さんの「まんぷくラーメン」にも匹敵する天才的発明です。
ここの天ぷらは大豆と胡麻の油を使用しており、風味も豊か。
この店名物のおかかは、蕎麦に不思議とマッチします。
ここで残念ながら少し破れてしまった卵黄に、改めて箸入れの儀。
トロトロのたまごを蕎麦に絡めて啜れば、尚旨し。
次第にツユを吸って柔らかく変化した天ぷらも、卵に絡めます。
そのまま一気に寄り切ります。
表に出ると、ポカポカと春の陽気。
今日はコートを着てこなくても平気なランチでした。
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