迪化街(ディーホァジェ)にある屋台妙口四神湯(ミャオコウスーセンタン)で肉包と四神湯の軽い昼食の後、タクシー、地下鉄、バスと乗り継いで向かったのは國立故宮博物院(グオリーグーゴンボーウーユエン)。
中国美術工芸品の素晴らしいコレクションが見れる世界でも屈指の博物館。
ロビーに入ると驚くほどの人。
次から次へとやってくる観光バスから夥しい数の人が吐き出され、ロビーは大混雑。
本館3階の有名な秘宝を見ようと階段を上がると、そこには目まいがするほどの行列が。
有名な、天然翡翠の色の変化を巧みに利用した彫刻の翠玉白菜と、角煮そっくりに天然石を彩色、加工した肉形石を展示してある部屋の行列が2階まで伸びているのです。
ディズニーランド並みの行列に並ぶこと小一時間、ようやく秘宝とご対面です。
別の展示室にある、わずか5センチの象牙を掘り上げた精巧な船、彫象牙龍船、 オリーブの種をわずか34ミリの小さな船に加工した彫橄欖核舟も30分待ちで拝むことができました。
他に青銅、青磁、仏像などを見学し、最後にミュージアムショップを冷やかしました。
さすがにぐったり。
再びバスと地下鉄を乗り継いで向かったのは地下鉄新店線台電大樓(タイディエンダーロー)。
学生街のこのエリア師大路(シーダールー)で評判の大學口胡椒餅(ダーシェーコーフージャオビン)で人気の胡椒餅(フージャオビン)を食べるためです。
胡椒餅とは豚ひき肉と青ネギを厚い皮に包んで石窯で焼いたもの。
餡に胡椒がきいていてスパイシーなのです。
この店の餡は肉と味付けの異なる4種類から選べます。
さすがに意味はわかりますが、読み方がわからないので豬肉を指さしました。
もちろん一個です。
店員さんは仕込みをしつつ、石窯でも焼いています。
窯はインドのタンドールのよう。
既に焼き上がっている中から紙袋に入れてくれました。
焼き置きとはいえ、石窯の熱で熱々です。
「小心燙口」とは火傷に注意ということでしょう。
猫舌の私は、皮を割って中を冷まします。
石窯で一気に焼いているからか、皮の外側はカリッとしていますが、中はモッチリ。
中の餡はひき肉とはいえザク切り。
胡椒の味が肉まんなどと異なる食味で新鮮。
クリスピーな皮とジューシーな餡のコラボはかなりイケます。
着々と小刻みに課題をクリア。
まだ食べられそうなので、もう一軒。
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大學口胡椒餅 (台湾料理 / 師大路)
昼総合点★★★☆☆ 3.3
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