地下鉄東門(トンメン)からすぐ。
遠くからでも行列が見えます。
期待の持てる店構え。
厨房が入口脇から見えます。
「満席なのでお並びください」
と書いてあるようです。
並んでいるとなると益々食べたくなるのが私の性格。
急ぐ旅でもないし、ここはじっくり並ぶとしましょう。
またしても難関の注文タイム。
キョロキョロしている私に日本語メニューが差し出され、事無きを得ました。
何やら皆さん小鉢に色んなおかずを取ってきています。
どうやら入口にお惣菜コーナーが有るようです。
お酒のアテになりそうなものばかり。
しかしここでは麺のみと決めているので、一品だけ食べてみることにしました。
指で指せば店員さんが取ってくれますから大丈夫。
茄子のピリ辛煮。
中国語名はわかりません。
油通しした茄子を唐辛子を効かせて煮たもの。
これは美味しいです。
注文した紅燒牛肉麺が出てきました。
紅燒とは、清澄と言われる澄んだ塩味ベースのスープではなく、豆板醤や辣油を加えたピリ辛味のもの。
しっかりと煮込まれた牛肉。
小サイズにしたのですが、それでも結構な量です。
麺食いの私としては、念願の料理。
早速頂きます。
ややボソボソ感のある、舌に絡まるような軽い摩擦を感じる麺ですが、これが中国麺。
独自の進化を遂げた日本のラーメンとは異なりますが、私はこれも大好き。
トロトロに煮込まれた牛肉。
私と同世代と思われる相席の女性から声をかけられました。
「日本からいらしたんですか?どちらからですか?」
と流暢な日本語。
「あ、大阪から来ました」
「大阪はよく知ってます。いいところですよね」
「台湾もいいところですよ」
「私は日本の方が好きです」
娘連れの品の良いその女性は、ご両親が日本語世代とあって、家でも日本語教育を受けて育ったそうです。
一緒にいたお嬢さんは日本語がわからない様子。
その女性が親切に色々と教えてくれました。
「これを入れると美味しいですよ」
どうやら高菜のようです。
並んでいるときに、ガラス越しにこれを大量に牛肉麺に入れていた家族を見たのですが、あまりにも豪快に入れていたので、薬味ではなく注文したものかと思っていました。
我々のテーブルには無かった高菜の入った鍋をその女性は別のテーブルから取ってきて私の前に差し出してそう言ったのです。
早速私もどっさり入れてみました。
再び食べ始めます。
確かにこれは牛肉麺によく合います。
スープは醤油と牛肉の煮汁が混じった深みのある味に、ピリ辛がアクセント。
とはいえ、さほど辛いわけではありません。
もう一つ彼女に教わったのはセルフサービスのお茶。
レジの横に大きなタンクがあり、そこに置いてある紙コップでお茶を入れるのです。
牛肉は箸で簡単に崩れるような柔らかさ。
最後に残ったスープにも高菜をどっさり入れて完飲です。
素晴らしい牛肉麺に大満足。
不慣れな旅先で思わぬ親切を日本語で受け、私の台湾に対する好感度は更にアップしました。
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永康牛肉麺館 (ラーメン / 永康街)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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