気温も高くお疲れモード。
足裏マッサージを受けてから、夜の活動に臨むことにしました。
行天宮(シンティエンコン)そばの活泉足體養身世界(フオチュアンツーティーヤンシャンスージエ)をホテルに予約してもらって出かけました。
やはり胃のツボが痛かったのは酷使しているからでしょうか。
40分550圓。
日本で考えれば格安ですが、私がこれまで使ったどの食事の一食分よりも高いです。
すっきりした所で、昨夜訪ねた士林夜市(シーリンイェスー)に次ぐ規模の饒河街観光夜市(ラオフージエイェスー)に行ってみる事にしました。
市の東部にあり地下鉄駅からも遠いので、タクシーで。
約400mの一本道に伝統的な小吃店やスイーツ店、雑貨屋などが軒を連ねる活気のある市場。
一方通行になっていますが、ものすごい賑わいです。
昨夜も思いましたが、遅い時間にも関わらず子供連れが多いのには驚きます。
文化の違いなのでしょうか。
昨日は二の足を踏んだ臭豆腐(チョウドウフ)ですが、台湾に来てこれを食べないわけにはいきません。
野菜などを発酵させた汁につけこんだ豆腐。
B級グルメ探究のために、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」という座右の銘を実践します。
屋台に近づくと猛烈な匂い。
しかし、日本の納豆だと思えばそれは食文化の違いですから受け入れましょう。
いろんな食べ方がありますが、揚げた臭豆腐は意外と臭みもありません。
日本の厚揚げのようで むしろ美味しいと感じました。
人気店なのか、揚げ立てで熱々だったので舌をヤケドしてしまいました。
付け合わせの泡菜(台湾風キムチ)との相性もぴったり
すごい人混みをノロノロと歩きます。
私のような観光客は、かえってゆっくり見学できるので、これもまた良し。
臭豆腐と鴨の血を固めたものを煮込んだ汁。
惹かれるけど、一人では多いかな。
ものすごく興味があったのですが、とうとう食べることの無かった串料理。
鶏や鴨の足は見てわかりますが、謎の串類のオンパレード。
きっと内蔵や、魚のすり身なのでしょう。
また来ることがあれば、しっかり研究してチャレンジしたいです。
豬肉香腸。
豚肉の腸詰です。
ひと串食べてみました。
これはもちろん想像通りの味。
通りを半分ほど歩いたでしょうか。
ずいぶん並んでいる店を見つけました。
加賀魷魚大王というお店。
燙魷魚という料理らしく、バジルと一緒に茹でたスルメイカを特製の汁で和えたもののようです。
イカと魚醤の独特の匂いがして少し躊躇われましたが、これだけ並んでいるならと私も行列の後ろにつきました。
またもや注文に大変苦労しました。
「持って帰るのか、ここで食べるのか、ソースの味はどうするのか」
といったようなことを聞かれたと思いますが、指をさそうにも順番が来る前に向こうの方から声をかけられるので、実に困りました。
そっそく食べてみます。
ココナッツとにんにくが入っています。
ソースは説明に窮する味。
おそらく魚醤がベースなのでしょう。
醤油味なら食べられますが、はっきりいって美味しくありません。
イカもバジルもココナッツも大蒜も好きなのに、美味しくないのはこの特製ソースのせいです。
食文化の違いを実感。
絶対に残さない主義の私が残してしまいました。
もう少し進むと大きな飲食スペースを抱えた屋台が現れました。
しかも満席です。
これは間違いなさそう。
十全というお店のようです。
皆がこぞって食べているのは薬燉排骨。
文字とビジュアルから豚のスペアリブを漢方で煮込んだスープと思われます。
空席を見つけて注文しました。
豚と羊がありますが、隣の人の料理を指さして「ひとつ」とジェスチャーで。
タレが置いてありました。
これにつけて食べるようです。
何から何まで見よう見まね。
一口スープを飲んで安心しました。
これは旨い。
昼に食べた四神湯を彷彿とさせる漢方のスープ味。
もちろん豚のスペアリブは全く問題なし。
漢方スープの良い味が滲みています。
身離れも良く、綺麗に食べられます。
スープも飲み干しました。
先ほどのまずいイカの味を口から消すことができました。
やれやれです。
更に歩きます。
豚の丸焼。
そろそろ片道400mが終わるようです。
折り返し点にガイドブックにものっていた福州世祖胡椒餅(フーゾウシゾウフージャオビン)の屋台がありました。
ここが本店だそうです。
人気店らしく、かなりの行列ですが流れているので並ぶ事にしました。
胡椒餅(フージャオビン)を黙々と作る店員さんたち。
行列の割には7、8分で順番が来ました。
熱いので気をつけて。
お昼に食べたものよりも更に豚肉は大きく、胡椒が効いてかなりスパイシー。
葱もたっぷり入っていて、外側のカリカリと中の餡のジューシーさのコントラストが実に美味。
かき氷がありました。
台湾はスイーツ天国だと女子に人気のようですが、私は甘いものは普段食べません。
でもせっかく台湾に来たし、この暑さでもありますから、食べてみることにしました。
氷は透明なものと雪片と呼ばれる練乳をあらかじめ混ぜ込んで凍らせた氷の2種類があります。
私は雪片で頼みました。
トッピングは台湾らしく芒果(マンゴー)で。
日本のかき氷と違って豪快な作り方です。
ドカンと置かれました。
暑いのと疲れているのとで、この甘いかき氷がとても美味しく感じられました。
そろそろ往復800mの夜市も終わり。
麺好きの私には気になる店がありました。
麺の種類も複数あり、肉もあって興味津々ですが、もうお腹はいっぱい。
本日は打ち止め終了です。
タクシーを拾って宿へ。
何かが物足りないな、と思ったら今日一日一滴もアルコールを飲んでいなかったのです。
日本と違って屋外で飲酒の習慣がない台湾では、屋台もノンアルコール。
ビールが飲めたらもっと食が進んだのにな、と思いながらコンビニで買った缶ビールを飲んで床に付きました。
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