場所は、やはり新橋の烏森口に面したディープなオヤジビルとして知られるニュー新橋ビルの4階。
店の名は香味亭 尾和。
ランチは行列ができるのか、椅子が用意されています。
正味亭 尾和でヒットした激辛ナスカレーをランチタイムに専門に出す店としてオープンしました。
先日、何気なくテレビを見ていたら、なんとこの店に綾瀬はるかが訪れて、ここでカレーを食べていたのが紹介されてびっくり。
店主も少し映っていました。
今日は午後からの会議に出席のため、出張で東京。
11時半の開店直後に店を訪れると、一番乗りでした。
テレビ効果でさぞかし繁昌かと思ったのですが、ちょっと肩透かし。
店内はかなりのオオバコ。
ちょっとあっさりしたインテリアで、居酒屋らしくないのは正味亭 尾和と同じ。
社食のような調度ですが、店主の趣味なのでしょうか。
もっとも店主は正味亭の方にいるようで、会う事は出来ませんでした。
ランチはナスカレー一本。
しかし、辛さに段階がつきました。
東銀座では知る人ぞ知る歌舞伎座裏の喫茶紫苑の名物ナスカレー。
今から20年近く前に忽然と姿を消した都市伝説の店。
その伝説の店のレシピを、以前私と同じ部署だった後輩のT君、K君、N君が喫茶店のオーナーから伝承していたのです。
そのレシピから幻のナスカレーを再現すべく、何度も試作と試食を繰り返した元部下の店主O君と元同僚の3人。
まるでプロジェクトXのような話ですが、それほどまでにナスカレーと言えば、私も含め、当時の同僚たちには忘れ難い思い出の味なのです。
そんなことを知ってか知らずか、その後数人のお客さんも現れました。
ここはご飯にこだわっているので価格にダイレクトにヒットするのですが、少な目にしても安くならないのはちょっと疑問。
トッピングした生卵は兵庫県の日本一こだわり卵というブランドもの。
サラダは金属製のボールに入って出て来ます。
ガラスの方が見栄えがいいと思うのですが。
らっきょうは3個別皿で。
卓上にどっさり置いてほしいところです。
さあ食べようと思ったら、どうにもしっくりきません。
それは副菜が手前で主菜が奥だからだ、と気が付きました。
並べ替えました。
こうやって出すべきでしょう。
福神漬けとらっきょうをカレー皿に入れます。
まずはそのまま頂きます。
ダイレクトな辛さ。
もう少し間を置いて追いかけてくるほうが、私は好き。
生卵を投入。
スプーンを入れて生卵を割ります。
至福の瞬間。
カレーと混ぜ合わせながら食べ進みます。
少な目で頼んだご飯は、かなり少なく、その比率はこの通り。
唐辛子にまみれたナスカレーは確かに辛いですが、大阪で辛いカレーを食べ歩いている私にはオリジナルの激辛でも大して辛くは感じません。
西天満の森元や肥後橋の南蛮亭の方がずっと辛い。
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