夕方からの打合せを終えて、同僚のM部長、Y部長と一緒に、私の地元のお気に入りの居酒屋美尋にお連れしました。
長く海外赴任していた彼からのリクエストは
「和食で、落ち着いて話せて、大阪らしい料理で、安いお店」
というオーダー。
そのリクエストに応えて、このお店で鱧鍋。
今日は小上がりです。
まずは生ビールで乾杯。
最初に大皿料理からの見繕い。
鍋コースとは別にはもおとしを頼んでおきました。
鱧はもちろんですが、梅肉も一味違うクオリティ。
「水茄子ある?」
と奥さんにお願いしました。
これも大阪の夏の風物詩。
メニューを見ていたS局長がビビッドに反応したのが鯨ベーコン。
私も好物ですが、すっかり高嶺の花となりました。
脂の旨味がしっかり感じられます。
随分久し振りに食べました。
私のキープボトルを飲み分けることにしました。
Y部長は日本酒派なので、別注。
お造りをお任せで4人前。
S局長の健啖ぶりは、私も昔から知っていますが、ここの鍋の量は多いので
「そんなに頼んで大丈夫かな」
とちょっと心配。
鍋の具材が出て来ました。
いい香りがすると思ったら、松茸です。
思わぬところで、今年初の贅沢品にありつきました。
仕込んであった鱧が出て来ました。
大ぶりで、美しく、そして繊細。
やはりこれは食べておくべき大阪の夏の味。
まずは玉ねぎを先に投入します。
クタクタになるまで煮込んだ方が、玉ねぎが甘くなり、旨味も出汁に滲み出て美味しいのです。
なかなか煮立たないので、健啖家のS局長が肉を食べたいと言い出しました。
マスターに聞くと
「今日は鶏のもも肉の良いのがあるから、唐揚げでどうですか?」
との提案。
結構な量が出て来ましたが、私は一切れだけにしておきました。
鍋も煮立ってきました。
一切れ、二切れ鱧を入れ、しゃぶしゃぶ感覚でセルフマネージメント。
煮すぎたら固くなるので、20~30秒で引き揚げます。
もみじおろしを添えて。
やっぱり、旨い。
鱧はもちろんですが、この店の出汁は素晴らしい。
松茸も食べ頃です。
こんなに贅沢に食べれるとは幸せ。
一足早く秋を実感しました。
しっかりと冷えた子と肝。
あまり煮過ぎることなく、ざっと熱が通ったらOK。
最初に入れると出汁全体が生臭くなるので、終盤がいいそうです。
子は初めて食べました。
丸ごと入れると、ふんわり花開いてきます。
奥さんが
「〆はいいんですか?細い麺が合うとマスターが言ってますよ」
と持ちかけて来ます。
皆、満腹でギブアップ状態ですが
「せっかくだからを一把だけ頼みましょうよ」
と私。
しかし、出てきたのは二把。
マスターのサービス精神です。
つやつやの冷麦を出汁にくぐらせて頂きました。
もう本当に何も入らない位満腹です。
お店を出たのは22時半を回っていました。
3時間半の鱧鍋宴会。
深い話も沢山できて、いい情報交換となりました。
酩酊したM部長と、すっかり眠そうなY部長と別れ、私はS局長を連れて仕上げ。
もちろんホワイトラベルでハイボールです。
定番のタマゴサンドに馴染みがない彼は驚きの声。
「ここからまた炭水化物ですか!?」
彼とは30年来の古い付き合いです。
懐かしい思い出話から、今お互いに抱える課題まで共有。
すっかり大人の議論が出来るようになったお互いの関係と成長を確認した夜となりました。
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