いつも楽しくお話するだけでなく、今となっては私のかけがえのない店となった竹うちや旬味ひげなどをご紹介頂いたHさんご夫妻から、送別会のお誘いを受けました。
東天満交差点の南西角にある吟座 えにし。
こじんまりとしたお店です。
入口手前にテーブル席、奥がカウンター。
私はカウンター席に案内されました。
奥行きのあるカウンター席にはセッティング。
程なく、ご主人がお一人で現れました。
奥様はまだお仕事で少し遅れるようです。
まずは2人、クリーミーな泡の生ビールで乾杯。
本当にお世話になりました。
Hさんご夫妻がこのお店に通っていたのは知らなかったので、そのお話などを伺っているうちに、奥様も到着。
奥様は焼酎、ご主人はひれ酒、私は二杯目の生ビールで改めて乾杯。
最初に突出しが出て来ます。
器にこだわりがあるようです。
美しいプレゼンテーション。
「私のアイデアなんですよ!」
と和服姿の元気なホール係のお姉さんが自慢します。
一見いかつい印象の店主は厨房で黙々と料理を作っているのですが、Tさんという明るい彼女がこの店のムードメーカーとなっているようです。
「気になったものはありますか?」
と奥様に聞かれました。
「伝助穴子と、かきですね」
と私。
伝助穴子の炙り。
大きな伝助をタタキのように炙った一品。
たっぷりの山葵をのせて。
プリプリとした食感が美味。
お造りのおまかせを頼んだところ、盛合せではなく、順々に出してくるというプレゼンテーション。
最初はしめ鯖の炙ったものと、そのままの二種。
これはそのままで。
炙っていない方は生姜醤油で。
脂ののった、良いしめ鯖です。
続いて出てきたのは、うまづらはぎの肝和え。
三人分が別盛にされ、それが台にのって出て来ました。
これは酒が進みそうです。
「日本酒はいかがですか」
とご主人に勧められました。
もちろん私もそのつもり。
安芸の純米超辛口、美丈夫。
お姉さんはしっかりと溢してくれました。
辛口の日本酒を舐めながらの肝和え。
最高です。
立派なお皿にのって、お造りが二種出て来ました。
氷見のひっさげまぐろの炙り。
こちらは佐渡のブリ。
牡蠣好きの私にはたまりません。
ペロリと一口で。
日本酒は二杯目。
今度は奈良の春鹿の純米超辛口。
奈良県にあるHご夫妻のご実家に、二度も呼ばれて泊めて頂いたことを思い出します。
本当に親切にしてくださったことに感謝です。
宮崎牛を使ったえにしコロッケ。
最初は何が出てきたのかと思いました。
アワビの貝殻にコロッケの中身を詰め、その上からあられをまぶして揚げたもの。
濃厚なソースに浸けて。
器にこだわりのあるお店ですが、コロッケに貝殻を使うとは、店主の創作力は大したもの。
もちろん残さず綺麗にいただきましたが、お腹はいっぱいです。
出てくるのが後先になってしまいましたが、大将おまかせサラダが出て来ました。
たっぷりの野菜と豚肉のしゃぶしゃぶ風。
取り分けていると、何と中から半熟玉子が。
たまご好きの私には、捨て置けない話。
とろ~り半熟の玉子を生野菜に絡めて。
締めは蛤の赤出汁。
三重の天然ものの大きな蛤がゴロゴロ入っています。
ご主人が素麺を所望しました。
あいにくそれはありませんでしたが、稲庭うどんを湯掻いてくれました。
つけ麺風にツルツルっと。
カウンターには、奥さんがこの店を紹介したご友人がお客様と来られていました。
こんな人間関係の近さも天満ならでは。
ゆったりと2時間半美味しく美しい食事を楽しみ、満腹で大満足。
いかつそうですが、優しい店主と、元気なお姉さんに表で見送られて、お店を後にしました。
二軒目は、もちろんホワイトラベル。
忘年会シーズンとあって、二次会と思しきお客さんのグループが目立ちます。
ちょうどカウンターが空いたので、いつもの定位置で乾杯です。
この店で、見知った顔の飲み友達と、タマゴサンドを摘まみながら話せるのは、後何回でしょうか。
さすがに月曜日から飲み過ぎ食べ過ぎです。
お隣のKさんが終電の時間だから、と腰を上げたのに合わせて私も帰ることにしました。
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