地上に出ると潮の香りがします。
海はすぐそば。
ぶらぶらと歩いて、今は独立した島となっている旗津半島へ渡るフェリー乗り場の鼓山輪渡站に向かいます。
旗津の灯台の向こうに夕日が落ちていくのが、フェリーから見えました。
台湾全土で広く信仰されている、海の女神「媽祖」を祀る媽祖廟で、1673年に建てられた台湾でも最古の部類の廟。
日本の寺社と違って、台湾はどこもきらびやかで美しい。
お店を覗きながら、海岸に向かって歩きます。
妻がリサーチしていた汕頭泉成沙茶火鍋(高雄美麗島中山總店)へ。
ちょうど夕日が水平線に沈むところでした。
いいタイミングで来れました。
帰りのフェリーはかなり長い行列でしたが、船は頻繁に往復しているので20分ほどで乗船できました。
MRTで美麗島駅まで戻り、晩ご飯。
妻がリサーチしていた汕頭泉成沙茶火鍋(高雄美麗島中山總店)へ。
地下鉄の出口からすぐ。
時間が読めなかったの予約していなかったのですが、案の定満席で1時間待ちとのこと。
順番待ちのチケットを受け取り、その待ち時間を利用してすぐ近くの六合夜市を覗いてみることにします。
システムがよくわからず、二人前セット(1288元)を頼んだのですが、実はこれが後で大変なことになるのです。
そこへ鍋も出て来ました。
台灣啤酒も冷蔵庫から取ってきました。
高雄の夜市は曜日が決まっているところも多いのですが、ここは毎日開いています。
夜市の入口近くにあったドラッグストアで長男の彼女から頼まれた化粧品を購入してから、夜市を散歩します。
すごく美味しそうな水餃子の店を見つけました。
食べてみたかったのですが、これから火鍋を食べるので我慢。
1時間弱夜市を回ってからお店に戻ります。
二階席に案内されました。
結構なオオバコは、若い人や家族連れで賑わっています。
タレや薬味、突き出しの枝豆が出て来ます。
そこへ鍋も出て来ました。
店員さんがタレに卵黄を落としてくれます。
台灣啤酒も冷蔵庫から取ってきました。
飲み物のセルフサービスは台湾スタイル。
タレは薬味を入れ、底からしっかりと混ぜ合わせます。
底の方に味噌が沈殿しているので、これが混ざるようにしなければいけません。
鍋もグツグツしてきました。
そろそろ食べ頃です。
そこへチョイスした牛バラ肉とラムがワゴンにのって運ばれてきました。
更につみれも。
まずは辛い方の鍋で頂きます。
思ったほどは辛くありません。
ふとワゴンの下を見ると、なんと三段になっていて、下にはたくさんの具材が隠れていました。
お肉は薄切りなので柔らかく食べやすい。
タレも火鍋の味を引き立ててくれます。
ラムは妻も私も好物ですが、これも美味しい。
中盤になって、次第にお腹が膨れて来ました。
妻は早くもギブアップ宣言。
こうなったらアルコールの力を借りて乗り切るしかありません。
ハードリカーが無い台湾のレストランでは、ビールしか選択肢がありません。
しかも基本600ミリリットルなのですが、ビール腹覚悟でもう一本。
オランダゆかりの台湾ではハイネケンが人気なので、ビールも味変します。
生野菜も食べようと、お肉を包んで頂きます。
何とかほぼ食べきりましたが、もう動けません。
隣のテーブルに後から来た女性6人組は、好みの具材をアラカルトで選んでいました。
「ああやって頼むべきだったね。量が多すぎたね」
と今更会話しても後の祭り。
美味しいのは良かったのですが「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という座右の銘を台湾でも忘れてしまいました。
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夜総合点★★★☆☆ 3.3
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