2023年10月18日水曜日

【「存在し続ける飲食店には必ず理由がある」という真理の探究を続けている私が、どうしても理由が見つけられない新橋「呑龍」の長浜ラーメン】

 

今日の残業メシは、どうしようかと会社を出て歩きながら考えます。
「そうだ、久しぶりにあそこに行ってみよう」
と向かったのは第一京浜沿いにある呑龍(どんりゅう)
表通りにまで漂う豚骨臭は、相変わらず。


初めて来たのは2000年代の初め、20年くらい前の事。
会社が築地から新橋に移転した直後に、夜の居酒屋使いで来たはずです。
その後も居酒屋使いとしても、ラーメン屋としても数回来たのですが、2010年を最後に訪問は途絶えています。
料理もラーメンも、どうしても口に合わなかったのです。


深夜2時まで営業しているお店なので、19時半といえば宵の口。
先客はご常連と思しき一組だけ。
奥のテーブルで飲んでいます。
私は入口近くのテーブル席に腰かけ、980円の特製ラーメンをバリカタで注文。
いわゆる全部入りです。
メニューを眺めたり、当時と変わらない店内の様子を伺いながらラーメンが出来上がるのを待ちます。


程なく出てきた特製ラーメン。
チャーシュー3枚、キクラゲ、ネギがたっぷり。
切った玉子が半個。


まずはスープをひと口。
豚骨の臭みがダイレクトに伝わる個性的なスープは、「本場のまま」と言う方も多いようですが、私が長浜で食べて気に入った「元祖長浜屋」「長浜ナンバーワン」のスープの方が深みと旨みがあって、好みに合っています。
東京なら東銀座の「やまちゃん」でしょう。
そしてなによりマイナスなのは、スープがぬるいこと。


麺はもちろん細麺ストレート。
バリカタにしたのですが、ちょっと粉っぽかったです。
茹で湯を変えていないと思われる味。


チャーシューは3枚のっていますが、薄切り。
肉の旨味を感じない淡白なチャーシューです。


ネギやキクラゲとも絡めて食べ進みます。


味が平板なので、すりごまと紅生姜をオンして味変。


玉子はなぜか塩が利きすぎたしょっぱいものでした。


最後に高菜漬けも加えて、フィニッシュ。


私が知る限り、20年以上このスタイルで営業している以上、固定ファンがいるはずです。
全てが微妙なこの店が存在し続ける理由は、やはり13年ぶりに訪問しても見つけることはできませんでした。

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夜総合点★★★☆☆ 3.0

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