谷中の名店鳥よしで好調なスタートを切った我々は、次の店へ。
地元在住の同期Y君はすいすいと路地裏へと入っていきます。
すずらん通り、という行灯看板が目に入ります。
通りに入ってほどなく左手に看板が。
あかしやの文字が見えます。
Y君曰く「蕎麦屋なんだけど飲み屋なんだ」という言葉に私はあるお決まりのイメージを想像していました。
ガタガタのアルミ引き戸を開けるとそこはこんなことに・・・。
誰が貼りつけたのかコンサートやスポーツイベントのチケット。
しかも新しい。
日に焼けたのか掃除していないのかわからない合板の壁には怪しげな絵画やオブジェが。
Y君曰く「芸大が近いからいろんなモノを持ち込む先生や学生がいるんだよ。将来値が上がる物も無くはないだろうけど、まあどうみてもダメだね(笑)」
しかし私が気になったのはこの謎のオブジェたちではなく、異様に静かな雰囲気でした。
カウンターの厨房にご主人。カウンターに奥さん。
そして先客は一人ずつ二名。二人とも食べるでもなく飲むでもなく話すでもなく。
我々はどうしたものかと思案しながらも、あまりのカルトっぷりに思わず吹き出してしまいました。
カウンターの上には大皿料理。
奥さんにお願いしてのぜんまいの煮物、舞茸の天ぷら、酎ハイを注文。
すると大皿のほとんどを我々に押し付けようとする奥さん。
ちょっと待って、そんなに食べれないから。
と、一部撤収してもらいました。
「昔テーベーエス(*筆者注:TBS)のそっくりさんに出たことがあるんだ」と突然聞いてもいないネタを振ってきたご主人にはビックリ。
誰だか言ってたけど、私は知らない人だったな(爆)
小一時間ほど滞在し、3人で1,900円。
ちなみに当店に来たら、必ずトイレは行ってみてください。
何故なのかは内緒ですが、必ず笑えるはずです。
トイレにいく途中も見逃さないように。
さて、ディープな千駄木を垣間見た後、更にディープなお店へと。
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