書き始めて2年半、投稿1,360件。
想像もつかなかった数字です。
2年半前の2012年1月、50歳を過ぎて大阪単身赴任という大きな人生の転機に、この街で経験した様々な出来事を記録に留めておこうと書き始めたブログ。
キャノンデールというキーワードから、自転車のサイトと勘違いして訪れた方も多数いらっしゃるでしょう。
B級食べ歩記というタイトルから、お店の紹介記事だと思って読んでみたら全く違っていた、という方も多いと思います。
タイトルこそB級食べ歩記としましたが、これは2008年からキャノンデールというハンドルネームで食べログに投稿していたものをそのまま利用したもの。
しかし、食べログ時代とは異なり、あくまでも極私的な日記として自分の為に書き始めました。
もちろんテーマは食。
飲んだり食べたりが大好きな私は、それをモチーフに毎日の大阪での出来事を日記のように記録しようと思ったのです。
大阪出身とはいえ、30年ぶりの大阪暮らし。
当初はまるで浦島太郎のようでした。
仕事も生活も環境が激変する中、多くの人やお店と出会い、助けられたり癒されたりしてきました。
それがなければ、私の大阪での仕事も生活はこれほど充実したものとはならなかったでしょう。
「一期一会」という言葉の本当の意味を、長い人生で初めて理解できた気がします。
本社のある東京、留守宅のある千葉、そして自分が暮らす大阪。
今では東京でエスカレーターの右側に立ってしまったり、下手くそな大阪弁を留守宅でしゃべってしまったりして、自分がどこの人なのかわからなくなることもしばしば。
月に一度の東京出張では人混みに耐えられず、大阪に帰ってくるとホッとします。
そういえば、「大阪に帰ってくる」という感覚は、赴任二ヶ月目頃から感じるようになったでしょうか。
「よく書けるよね」
と友人に言われることもしばしば。
しかし、趣味の食べ歩きを日記がわりに書いているので苦になりません。
そして何よりこのブログを最も活用しているのは、私です。
「去年の今日はどこで何を誰と食べていたのかな。その時の気分はどうだったのかな」
と検索して振り返ると、たくさんの写真と文章で、その日の出来事が蘇ります。
デジタル時代の単身赴任日記として、これほど思い出がきちんと残せるとは思いもよりませんでした。
本当に毎日書いて良かったと思います。
私もいつかは東京に帰るのでしょう。
でも、この街と人とお店にはずっと寄り添っていたい、という気持ちです。
こんな食べ歩記にお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
いつもコメントを下さる皆さん、とても感謝しています。
どうぞ引き続き宜しくお願い致します。
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