「ちょっと締めに行く?」
と私は同僚たちに水を向けます。
「かのやの立ち食いそばか、味仙という手もあるよね」
すると味仙に賛同の声が上がりました。
名古屋発の激辛台湾ラーメンの人気店。
なぜか神田に二店舗あります。
メニューは名古屋の店に比べると限定的。
私は台湾ラーメンとハイボール。
飲み直しです。
今日三度目の乾杯。
程なく出てきた台湾ラーメン。
もちろん本当の台湾ラーメンがこのようなわけではありません。
名古屋で創業した味仙が考案した「台湾ラーメン」。
名古屋支社配属だった新入社員時代に洗礼を受けた懐かしい味です。
スープをひと口。
東京の味仙は、名古屋に比べて辛さのレベルが高いようです。
名古屋のイタリアン(辛さ増し)が東京のデフォルトに思えます。
激辛好きの同僚がイタリアンを頼んでいましたが、大変なことになっていました。
熱いからなのか、辛いからなのかわからないものの、ヒーハー言いながら麺を啜ります。
その熱さと辛さを中和するためにハイボールをグイグイ。
酔い覚ましと酔いが交錯する謎の締めですが、ここに来るといつもの事です。
満腹になり、汗もかき、最後の一杯も飲んで大満足。
先週罹ったインフルエンザウイルスも、大量のアルコール消毒とカプサイシン効果で殲滅は完了したはずです。
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