夜になっても、まだ霙交じりの雨がポツポツと降っています。
晩ご飯を食べて帰ろうと、日本橋本町の路地裏にある町中華大勝軒へ。
入口のガラスドアやカーテンがなんとも昭和レトロで嬉しくなります。
店内は先客がひとり。
年配のお母さんが、オリンピック中継を観ています。
私はとりあえず瓶ビールと餃子を注文してから、その後の組み立てを考えることにしました。
赤い合皮張りのスチール椅子に大理石風デコラ張りのテーブル。
町中華の必要十分条件をしっかり満たしています。
餃子が出てきました。
一人前7個。
美味しそうなきつね色にこんがりと焼き上がっています。
餃子のタレは、あらかじめ調合したものが卓上にありました。
それにラー油を足して、頂きます。
シャキッとした野菜の食感をしっかり感じる餡。
にんにくも効いているようです。
メニューを眺めながら、次の展開を考えます。
そういえば、ランチも中華でした。
まだ少し胃にもたれていますが、定番は押さえておきたい気分。
そこで、小さいサイズが選べるミニラーメンと半炒飯にしました。
程なく出てきたミニラーメンと半炒飯は、なんともシンプルで懐かしいプレゼンス。
そして、ミニにしておいて良かったと思える十分な量でした。
しっかりした醤油味だとひと目見てわかるスープ。
チャーシュー、シナチク、そしてたっぷりの刻み葱。
一方で炒飯は、刻みチャーシューや小海老などが入り、やはり醤油が効いているのがわかる濃い目の色。
錦糸卵とグリンピースが後乗せになっているところが、なんだかいい感じ。
まずはラーメンのスープをひと口。
昔懐かしい醤油と鶏ガラの、いかにも中華そばといった味わい。
麺は細めの緩やかな縮れ麺。
スープとの絡みも良好です。
デフォルトの味を確かめたところで、ブラックペッパーを振って味変。
炒飯は想像通り濃い目の味付けで、ビールに合います。
まさに町中華の味。
ゆっくりとビールを飲みながら、ラーメンや炒飯をつまみ代わりに食べ進みます。
まさに町中華らしい楽しみ。
昭和レトロな空間ですが、テレビは平昌オリンピック。
この時代のギャップ感が、また堪りません。
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