綾川町の山越うどんからまんのう町の山里に向けて、国道438号線を南に走ります。
山の向こうは徳島県。
その麓に讃岐うどん巡礼の聖地があります。
山越うどんからは、およそ30分。
看板も何も無い川沿いの民家に行列が出来ています。
谷川米穀店。
店の脇には土器川が流れています。
今朝食べたなかむらは、このずっと下流。
その名の通り、ここはこの小さな山村のお米屋さん。
わざわざ
「食堂 午前11:00より午後1:00まで」
と書いてあります。
10分ほど並んで店内へ。
ここは先ほどの山越うどんとは違って、むしろ食べるスペースに制約があり、満席になると行列がストップします。
ここでもやはり、押し寄せるうどん巡りの観光客に対応するために、食べ方の指南が掲示されていました。
並んでいる間に予習してください、というわけです。
食べ方も知らないで、こんな山奥まで讃岐うどんを食べに来る観光客がいるのでしょう。
それだけライトでポピュラーな観光資源になったということです。
料金は後払い制。
温・冷、大・小というシンプルな製麺所メニュー。
ここの名物は自家製青唐辛子。
今度はうどんが無くなりました。
またしばらくウェイティング。
追加が簡単に出来るようで、お客さんが丼を持ってご主人の所に
「あつ、ひと玉」
とか
「ひや、ひと玉」
などと声をかけます。
それを丼に入れてもらい、再び席に戻ってうどんを啜ります。
私もこの店だけなら、是非とも真似してみたかったオーダー。
ようやく私のうどんが手渡されました。
並び始めて20分。
冷小。
青唐辛子を少しかけます。
空いている席に座ります。
テーブルは満席なので、壁際にならんでいる椅子の一つに腰掛けます。
いろんな調味料が置いてあります。
醤油の瓶に入った酢もあります。
ネギをたっぷり。
艶々と美しい美白の麺。
最初はなんとも落ち着かない雰囲気に飲まれかけましたが、ようやく平静を取り戻しました。
醤油を少し垂らして頂きます。
一口食べてうどんの甘さに驚きました。
小麦粉の甘みが見事に引き出されています。
その甘みが青唐辛子や醤油とバランスよく調和しています。
お米屋さんの手打ち、恐るべし。
あっという間に完食です。
150円。
是非ともお代わりしたかったのですが、まだこの先回りたいお店があります。
いつの日か、この聖地にまた来れる日があることを願って、店を後にしました。
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谷川米穀店 (うどん / まんのう町その他)
昼総合点★★★★☆ 4.0
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