今更人に祝ってもらうような年ではありませんが、気ままなひとり飲みなら自分への誕生日プレゼントとしてはいいかもしれません。
思い立って向かったのは京成立石。
大好きな下町、東京屈指のセンベロタウンです。
狙いの宇ち多”は予想通りの大行列。
斜向かいのミツワの様子を伺うと、ちょうどお客さんが出る所で、一人なら入れるとのこと。
方針変更です。
昭和な酒場の雰囲気を残した、もう一つのもつ焼きの名店。
とかく宇ち多”や江戸っ子が注目されがちですが、このミツワも素晴らしい店なのです。
あいにくホッピーはありません。
スタートはビールの小瓶にしましょう。
組み立てを考えます。
もつ焼きメインの店ですが、それ以外のおつまみも揃えがあるので、居酒屋的な使い方もできます。
とりあえず、煮込みと刺身の盛り合わせを頼むことにします。
刺身は三種類まで選べます。
実は魚もあるのが、他のもつ焼き専門店と違うこの店の良さ。
煮込み豆腐はハーフサイズで。
大好きな町で、大好きなもつ料理。
やっぱり旨い。
刺身の盛り合わせは、ガツとタン。
良い立ち上がりです。
たっぷりのネギとショウガ。
辛子とニンニクも添えられているので、お好みで。
下町では酎ハイのことをボールと呼びます。
焼酎ハイボールを略してボール。
下町ではハイボールといえば、ウイスキーではなく焼酎のことなのです。
理想的な展開。
頼んでいた焼き物が上がりました。
レバとアブラをタレで。
レバは絶妙なレア。
アブラはタレとの相性も抜群。
ボールも進みます。
下町らしい伝法な接客が多いこの町で、ミツワのホール係のお姉さんは、実に優しく、そして全力投球のサービス。
そこがなんともほのぼのとします。
お会計は1,620円。
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